九紫火星の象意は九星気学の18番(エース)であります。九星中、神に一番近い星としても著名で、支配する色も紫と、あらゆる色の中でも一番高貴な色彩。方位は温暖な気候を想像させて余りある南です。もう何も問題はないのでは?そう他星の者としては思うところですが、それ故の難しい問題もあるようなので、本篇を通してじっくり学んでいきましょう。
【九紫火星の基本構成・構造】
- 星・・・火星
- 色・・・紫色(朱、赤)
- 方位・・・南、離宮(りきゅう)
- 素数・・・二、七
- 人体・・・心臓
- 五元素・・・水素
- 四季・・・夏(芒種~小暑)
- 十二支・・・午(うま)
- 時刻・・・午前十一時~午後一時
- 十干・・・丙(ひのえ)、丁(ひのと)
【様々な意味を持つ十二支は午です】
まず星は火星で兄弟星はありません。南30°にかけて「正しい方位」とも称される四正(しせい=東西南北)の南が九紫火星のテリトリーです。四偶の半分しか領域はないのですが、範囲が狭まることで集約された力を発揮する集中力に満ちています。九紫火星の当該する十二支の午(うま)、その午という一字が午前と午後を分かちます。さらに「南は午である」ことに対し「北は子(ね=一白)」であり、地球の子午線(天球の北極、南極)についての言霊の由来にもなっています。こうして見てみると午前・午後、子午線と九星気学由来の言霊を探せばポンポン出てくるところに、この学問の奥深さと深奥な歴史を感じさせられますね。【九紫火星の象意】
- 神
- 文書
- 知恵
- 名誉
- 文書
- 薬
- 感情
- 最高
- 二心
- 気迷
- 官庁
- 装飾
- 離
- 鏡
- 知恵
- 聡明
- 心臓
- 証書
- 株券
- 視察
- 頭
- 火
- 心感
- 写真
- 感情
- 喉
- 眼
・・・等々
【九紫火星は神にも直結する】
九紫火星の象意・・・どうでしょう? 何か他の星が差別でもされているかのような美しい象意に満ち満ちていますよね。少しネガティブがかっている象意は・・・と探しても気迷、二心くらいのもので何せ「最高」という言葉が象意に入ってこられた日にはちょっと他の星の立場がないんじゃない?と思わせてくれるほど、祐気に満ちた象意が目白押しです。神・・・このブログでは現代人が持つ唯物史観による誤解を防ぐため、大いなるものとかいろいろ代名詞になる他の言葉でカバーしてきましたが、象意で神と出てきた以上、その存在を書く段にはそのまま神と表記させて頂く以外ありませんね。【九紫方位は南を司る】
丙(ひのえ)、丁(ひのと)そして午の方位南30°には火気が存在し南方位の気で満ちています。陽を司さどる(つかさどる=支配、管理する)大気が最大限旺盛に、特にお昼過ぎの午後には太陽が燦々と照り輝きます。午の月とは六月で日本列島は梅雨前線の影響を受け、水気の多い季節を超えねばなりませんが、それを超えたらいろんな楽しみが多く一年で最も光り輝く夏の到来です。昼の暑い最中(さなか)を白陽(はくび)とも呼び、その時間帯はまさに午の刻(午前11時~午後1時)に当該します。ま と め
- 大いなるもの=神を筆頭に祐気深い象意が目白押しの九紫火星
- 兄弟星はなく方位は南、離宮に該当する
- 時刻は午の刻(午前11時~午後1時)、十二支も午
- 午前、午後の言葉はここから来ており、九星気学の文明に与えた力は非常に大きい
- 方位は南の四正で領域は30°と四偶と比すれば狭いが、その分集約された力を発揮する