物事が伸長する際、一旦行動が止まるのは必要不可欠な現象。かの戦国最強軍団総帥・武田信玄も風林火山の旗をなびかせて攻撃に終始しているかと思えば、動かざること山の如しとばかり不動の構えで敵を威圧しました。気学的に他社に差を付け、価値の高い企業に発展させていくには、みとりうしと呼ばれる十二支の連環相生に乗ることが大切です。
【八白象意・止まる】
- 八白は本来的に(一旦)止まる作用を有する
- バスなどの停留所、交差点は八白性
- 一旦止まってもそこで完全に止まる(やめる)というわけではない
- さらに先に進み、次の段階へのステップに繋げるための必要不可欠なインターバルとも云える
- 安全を確認したり、次の歩みはどのようなステップを踏むべきなのかを考える、慎重な面を八白は持つ
- 孫子の兵法を多用した戦国時代の英雄・武田信玄の風林火山で有名な、動かざること山の如し、を連想させるような不動心(ふどうしん=何事にも動じない精神、何事にも動じない心、 不変な心)を八白は有する
【八白象意・蓄財(蓄積)について考えてみよう】
財産形成にも順序というものがあります。貯蓄をするためにはまず何が必要か? 言うに及ばす、仕事、労働、つまりは働くことです。では安定的な収入を得るにはどうしたらいい? 雇用者側との信用、信頼関係が致命的に重要となってくるでしょう。信用がなければお金は絶対、その人の方には動いてこない。様々な人との出会いと縁の中で、信頼関係を構築してから流通を興(おこ)し、そこからの純利益で投資ができるある一定の水準目指して蓄財していく。お金を貯める元手になる金銭を種銭といいますが、それを増やすのも減らすのも本人次第。また種銭が多ければ多いほど良いという短絡的な問題でもありません。本人の財形に対するセンスが紙一重で、せめぎ合う投資という戦いに勝つか負けるか・・・またそれらの凌ぎ合いから発生する取引が経済的な循環を促していきます。【巳・酉・丑の連環】
二年前の干支は巳(み)でした。巳は金運の種蒔きができる干支とされ、自然に経済活動をとても活性化させる強い要素を持ち合わせています。即ち、巳年に蒔いたお金を稼ぐためのあらゆる仕掛けは、金運を呼び込む種子と見做すことができます。四年後の酉(とり)年に巳年に蒔いた種子は結実、そしてそれが更なる儲けを生んでいき、またその酉から四年目の八白年(丑)に大きな蓄財ができる連環を(詳細な)後天定位盤は物語っているのです。巳年は万人が金運を上げるための、種蒔きができる貴重な干支であるため、その該当年に照準を合わせ戦略を練りそして懸命に仕事をしていくと、ビッグマネーを引き寄せる可能性は無為無策の社に対すれば、非常に大きなアドバンテージを保つに至るでしょう。巳→酉→丑、この流れをみとりうしとも呼びますが、これを頭に叩き込んでみとりうしの心構えを精神に刻み込むことが大切です。【金運の法則(財が貯まる金運の方位等)まとめ】
ま と め
- 万象の動きは一旦停止しながら、そこを起点としさらに伸びを見せる傾向が在る
- 八白土星は何事にも動じない不動心を本来的に有している
- 蓄財していくためには無職では無理、生業を持つ中で信用・信頼関係を構築し、そして社でも抜きん出た力とセンスを身に付ける必要がある
- 投資はそう簡単に上手くいくものではないが、紙一重の勝負の中から才能を花開かせる契機も得る
- 巳→酉→丑の相生を知る者と知らぬものでは、最終的に凄まじいほどの差が生じる可能性が高い
『編集後記』
この一月の核(core)に当たる一月二十日頃の、年間で最も寒い時期(大寒)を超えると本当の正月とも言われる立春が、いささかの春の陽射しや風情を連れて寒さにかじかんだ手足に温もりを与えてくれます。立春そして雨水(うすい=二月十八日頃)と八白性の象意が出来やすくなるこの頃合いは、何か目標を立て、実地で行動してみるのが吉とされます。物事をポジティブに捉え、神々しい季節に生きる軌跡を描き始めていきましょう。この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。