2014年1月21日火曜日

九紫火星の剋気1・【頭痛と艮(うしとら)】

九紫火星の皆さま、こんにちは! 他の九星の皆さま、いつも拝読賜りありがとうございます。祐気に満ち満ちた象意の陰にあって意外と剋気強い運命を有するのが九紫火星の側面でもあります。

「光があれば闇もある」、九紫火星は祐気も多いですが、反面剋気も少なくありません。本記事では九紫火星の方が罹患しやすい病気や、艮方位からの戒告(かいこく=悪いところを教え戒めること)等悩みは深い九紫の側面の御伝えを始めて参ります。九紫は九星で最も神に近い星。期待されるが故に、鍛えもまた厳しいのかも知れません。
 


【九紫火星由来の頭痛および神経痛】

  • 人体で言えば首から上が九紫火星の支配下にある
  • 首を冷やすと頭痛に代表される、首から上の病気に罹患しやすくなる
  • 首は頭と体を結ぶ重要な連結部であり脳への通り道、そこを頚脈(けいみゃく)が流れ血流を循環させている
  • 首を温めると服を重ね着したように温まる
  • 以上の問題の裏には八白性の艮の凶家相が原因している場合が多い
 





【九紫火星に災いをもたらす東北の凶家相】

南方位に弊害がもたらさせるものは寅の方からの影響が強く、東北の凶家相が原因となる場合が多いと気学はそこに目星をつけます。寅の方が家の中心から見ると欠けている、或いはなくなっている・・・実は住宅街を歩いてみるとそういう家はかなりある筈です。また家の内部では艮方位に水場がある場合も、凶家相となり九紫の体調不良や災いに連環します。占いの世界では十二支のうちの特定の三支が結びつくことを三合と言いますが、それぞれ四正にある卯・午・酉・子を中心に様々な組み合わせがあります。ここで問題となっているのが寅の三合で、寅・午・戌(とら・うま・い)の三合火局がそれに当たります。家相では寅でやってしまったことが四年後に顕現し始めると考えられており、例えば四年前に寅の方位にあった部分を、凶方位を侵して改装したなど思い当たる節があればそこに体調不良や災いの根本があると言えるでしょう。よって九紫火星に対する弊害の原因の多くは四年前に行った東北(艮)方位で改築、改造が大きな原因となるのが家相的な解釈となります。
 


【転居や悪因縁の顕現化は四年後から発する】

前段でお話したように南方位(九紫火星)は東北(艮)方位の剋気に対し、ナイーブな傾向を持ちます。自分で良かれと思い行ってきたことが形に現れてくるのです。時系列別に剋気の現象化について触れておきます。
  • 一年目・・・変化なし
  • 四年目・・・気を感じ始める
  • 七年目・・・動きを感じ始める
  • 十年目・・・ある意味において完成、到達、予告されていたことが起きてくる、「あ、やっぱりこれはおかしいな!」といくら鈍感でも感じるようになる

「ああ、確かに四年前にあんなことやったな!」現象として顕現化してくる四年目、今起きている貴方にとってのトラブルはその時の剋気が現象化し始めたということを踏まえましょう。  


【本命星南回座で諸事が表面化する】

一白から八白までの本命星が南回座し同会すると、各星とも今まで隠してきたことが明るみになり表面化してきます。九紫火星は五黄中宮年に確実に南に在り、対局には一白水星が入ります。北は秘密や口外できないようなことを隠す作用がある反面、秘密保持のための一白祐気を取りすぎると顕現化現象が発動しやすいということができるでしょう。南方位に引っ越すとたくさんの隠し事が一気に放出してくる危険性もありますので十分にお気を付けて下さい。
 


ま と め

  1. 祐気多い象意を引っさげて幸せの星と祝福されるイメージの九紫火星だが、どうしてどうして・・・いろいろな剋気に取り憑かれやすい側面を有している
  2. 頭痛など首から上の病気に要注意、全身の痛みを訴える神経痛にも同じことが言える
  3. 東北(艮)方位からの剋気に敏感で影響されやすい
  4. 寅・午・戌(とら・うま・い)の三合火局に該当し、家相では寅でやってしまったことが四年後に顕現し始めると考えられている
  5. 一白から八白までの本命星が南回座し同会すると、各星とも今まで隠してきたことが明るみになり表面化してくる。
 


『編集後記』

私も実は、大変な頭痛持ちなのですが、抜本的に頭痛を治せる薬剤は世界中どんな医療機関に行ってもありません。行く先々の病院はもしかしたら脳腫瘍や他の脳の病気がないかMRIやCTで調べはしますが、多くの頭痛持ちは「偏頭痛(へんずつう=頭の片側、稀に両側における発作的かつ周期的な激しい)ですね」と言われ、「ああ、またこれからドラッグストアに行ってバファリンを買いに行く日々が続くのか・・・」と自分の宿命を呪わざるを得ない気分での生活が続くわけです。病院というところは不思議な場所で、病気の理由が判った方が、それが例えある程度の大病であってもほっとする雰囲気がありますよね。「どこも問題ないですよ」と担当医が言い放つ言葉に、じゃあこれからも勝手に頭病んで苦しんで、時々脳外にかかって・・・「要はこれからも痛みと上手く付き合いなさい」ってことか・・・つまり私は典型的なヒポコンドリー(実際は病気でないのに病気だと思いこんで悩み恐れる一種の神経症で、日本語では心気症と呼ぶ)ってわけだ、ははは・・・と苦笑せざるを得ないところもあります。人間というものはそれほど自分が何に侵されているのか、とても知りたがる生き物であることに違いはないでしょう。

この人生に、この出会いに感謝します。
本日も誠にありがとうございました!



【九紫祐気】社会科の凋落ぶりに刮目(かつもく)せよ!

九紫火星の皆さん、こんにちは! そして九星の皆さま、いつも応援ありがとうございます。本記事は余りにも問題が多すぎる我が国の義務教育について、気学的な見地から抽出(ちゅうしつ)し俯瞰(ふかん=高いところから見下ろし全体の状況を把握すること)してみたく思います。どうぞ、ごゆるりと考え...