この学問に目を向けて頂き、皆さまの先見の明(せんけんのめい=先々のことを見通す能力や見識)に兜(かぶと)を脱ぐ思いが致します。本命星が南に回座すると今まで隠していた秘密が表面化し、多くの人にバレてしまいます。しかし素直に実直に、そしてたくさんの徳を生んできた方には、思わぬ方面から白羽の矢が放たれる可能性がありますよ!
【本命星南回座と厄の関連性を見てみよう】
- 本命性の南回座は頭の中の片隅で考え患ってきたことや、密かに思っていたことが表に出てしまう
- わざわざ相手に言わなくてもいいことを、言わなきゃならない・・・という強迫観念に駆られ、そして本当に言わなきゃならない破目になり、人間関係などが多々崩れる
- 諸問題を抱え厳しい状態で南に入ると離婚、リストラ、転職を余儀なくされるなどそもそもは自分が蒔いた種であったことにやがて気付く
- 九星気学のこの部分を知っていたら、そういう状態にならないよう先手を打てるので、九星気学という燦然(さんぜん)と光る学問が伝承されてきたとも言える
- 天地南北の作用と云い、前厄は南方位、本厄は北方位に該当する
【天地南北の(離作用】
本命星が北に入った時(入る年齢)を厄年とします。北に入った瞬時、本命星の周囲は漆黒の闇に包まれ真っ暗闇。星を擬人化すれば、暗中模索の只中、前方を予測しながら動いていくようなものなので、この一年は初心忘るべからず・・・慎重に厄年は歩んでいく必要があります。ただ一説によると厄だからといって諸事に対し、怯えるほどのことでもなく、意外と調子良くやれたりするという考えの専門家もおられるようです。【本命星南回座において推挙?! 国家の要職】
- 議員から大臣まで役職付きで、どこからかの政党から推挙(すいきょ=人をある地位に就けようと推薦する)される可能性を持つ
- これまでしっかり徳を積んできたという風説が地域を超えて大きくなり、推挙の決め手となる
- 但(ただ)し、これまでの行いが所謂「身体検査」=狡猾に金品を授受されたりするなど、その人物の存在に悪いイメージや実際の不正があったか調べること)に引っかかったりすると、よほどの肩入れがない限りもう政治家は無理と考えるのが妥当
- 反対に徳を多く積み、不正などとは全く無縁で地域などに良い奉仕活動を広めるなどしてきた人は、徳が成就してこういった国家規模の職務に任命される可能性がある
- 九紫火星の人は控えめなタイプが多いため、敢えて受けて立った方が吉。これについて重要なポイントは、多くの人々から推挙されて受けるという形が素晴らしい。誰も応援していないのに自分で「やる、やる、俺がやる!」というタイプは六白剋気に該当してしまい、結果もあまり上手くいかない
ま と め
- 本命星南回座は、ずっと強迫観念が絡んで残存していた隠し事を白日のもとに晒(さら)す力を有する
- 運気が良くない状態で南に入ると、リストラ対象者になったり、解雇されたり生きていくこと自体がつらくなる不幸現象が起こる
- 本命星が北に入ると本厄になり、視界がない真っ暗闇な空間で何とか予測しながら歩けている状態になる
- 徳を積み、施しをし、あるコミュニテイの中でも聖者のように思われている立派な人は「選挙に出てください」と熱願されるまでになる
- 前項目で書いたような聖者の如き生き方が出来るよう、歩んでいくのが九星気学の王道とも言えよう
『編集後記』
本命星南回座で厳しい剋気や心配事に悩む人が多い反面、本文中で現れた徳や愛に溢れた方の議員推挙の話は私の心に、心地よい涼風を吹き込んでくれました。自分も爺さんとかになって、少しは世の中が見えてきた時、推挙の話がきたら喜んで受けようかな・・・なんてはしたないことを考えてしまいました。文中にもある通り、私は誰一人応援がないのに「俺が、俺が」の六白剋気です(^^;) そして回顧すると随分昔の子ども時代から、信頼がないくせにいろんなポストを所望する剋気強い人間だったように思います。まさに森羅万象を司(つかさど)る運命学・九星気学の強さの一端(いったん=部分)を垣間見た気がしました。この人生に、 皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。