2013年8月27日火曜日

三碧木星の象意2・偉大なる酸素について

三碧木星の皆さま、こんにちは! ほかの九星の皆さまも毎度有難うございます!
三碧木気の元気さに負けないよう気合を入れて書かないと、三碧に飲み込まれそうなそんなエナジーを感じます。

三碧木気の五元素に該当する酸素(H2O)との関連性を軸に記事を進めます。酸素は森羅万象何一つ例外なく、生命を保つためにお世話になる大変有難い元素ですね。しかしガンの元として問題視されている活性酸素を気学的に見ると・・・? そして火事や賑わいといった江戸っ子的な象意にもスポットを当てて本記事は構成していきます。






【タンパク質(一白水気五元素=水)と酸素(三碧木気五元素=木)の関わり】

・人体において酸素の働きは体温で調節される
・目に見えないところで血液の浄化が促進されている
・五行における生成発展そのものが、タンパク質と酸素より発生している
・水生木により植物が成長する
・水生木により空気が浄化される
・発生した活性酸素は多くの物質に対して化学反応をもたらし、細胞に損傷を与える有害性を持つ
・活性酸素の存在故に免疫力が向上するという側面もある
・活性酸素にもそれなりに存在上の意味はある

活性酸素についてはあまりヒステリックに反応せず、何事もバランスが大切であるという事実に目を向けるべきかも知れません。五行の善き循環は<生成発展>、その力となるのがタンパク質と酸素であります。



【三碧象意の火事について】

火は五行では木生火となり、酸素から発生します。一年で一番酸素の濃度が高い時期、それは卯月である4月。そのため3~4月は火事増大化の傾向を認めることが出来ます。ここで皆さまに是非聞かせたい笑い話のような本当の三碧祐気を御伝えします。

もし貴方がご在宅時に東の方で火事が起きた場合、野次馬としてではなく自分の祐気取りのために現場に急行して下さい。ただし、時系列的には燃え始めよりもクライマックスのように燃え盛っている段階、そして鎮火に至る前に「おーっ、すごいすごい」と十分に盛り上がって、自分の気勢をあげて自宅へ帰りましょう。東方位の火事のクライマックスを見ると実は運気が上がり発展するという、この話は結構有名です。

鎮火や消火まで見ているのは野暮な野次馬。消えてしまうまで見ていたら、運気は却って下がる危険性がありますので。すごくブラックユーモア的で面白い話ですが、近場で火事が起きないからといって放火魔になったり、自宅の東方位に火をつけるような馬鹿な真似は絶対やめてくださいね。



【東に引っ越すと火事に遭う】

この言葉は三碧象意ですらあります。例えば貴方が東京都民で、近所に西から引っ越してきた人が居たら、何気なく「大阪からですか?」というように聞いてみる。「いえ、山口からですー」と答えたら「おお、かなり西から来たな」というように把握しておくと、気学的にはこの方法も九星気学の実践といえないことはないかも知れません。



【東の都の陽性文化】

また東の象意には「騒々しいが賑わいを常とする、血気はやって口論の発生があり、やがて口喧嘩に至る」といった江戸幕府時代の日常の一コマを見せられるような、ちょっと普通ではないけれど明るい陽性の文化が感じられる、そんな象意も多く存在します。
また三碧木星には商売繁盛の祐気が脈々と流れています。・・・けれど本日はこの記事にいっぱいいろんな要素を詰め込みすぎた感がありますので、私もここらで店じまいとさせて頂きます! どうも有難うございました。



ま と め

・その1.酸素は森羅万象何一つ例外なく、生き続けるために必要とされる大変に重要極まる元素物質である
・その2.タンパク質と酸素が体内に与える多くのものが、両者間で生成発展していく
・その3.五行の水生木により植物が成長し、空気が浄化する
・その4.活性酸素は有害だが免疫力を上げるという側面もある
・その5.在宅時に東方位で火事があれば、燃え盛っているところだけ見るのも、祐気取りになるという事実はある
・その6.江戸幕府時代の日常の一コマを見せられるような、明るい陽性の文化は東に根付く。



『編集後記』

私もいい歳になりましたので、ここ数年は休まず基本健康診査から肺がんなどのがん検診に、毎年ちゃんと通って、一年一年、結果が悪くなければほっとして・・・、そんなこんなの毎日です。私が一番怯える疾患は・・・そうですね、やっぱり肺がんでしょうか。まあ吸っているものを吸っているので、肺がん検診は宿命みたいなもの。「そんなもの早くやめろよ」と多くの人から注意されて「そうだよなー」とひとりごちながら、でもやはり好きなものはそう簡単にやめれませんね。情けない話です、ハイ(^_^;)

健康ほど大切なものはないという言葉の意味が最近、段々判ってきたような気がします。これからは愛する者といつまでも一緒に居れるまで、煙草はともかく(笑)、健康管理を自分に課していかねばなあと思っております。ハイ!
さあ、明日も三碧木星のアグレッシブさに負けないようにこの六白金星、エンジン全開、明るく元気にふるさと・北海道のハイウェイをかっ飛ばしたい気分です

この人生に 皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。




三碧木星の象意1・うさぎの前進と青年の躍動

三碧木星(さんぺきもくせい)の皆さま、こんにちは! 他の九星の皆さまもおいで下さり感謝します。
元気いっぱいに躍動する星・三碧木星について、書かせて頂く段となりました。

三碧木星が内蔵する基本構成、代表的な象意も挙げて三碧木星の基本を学んで参りましょう。三碧木星の方、大切な人が三碧木星にいるという方、或いは三碧木星の人が苦手だ・・・という方などいろんな立場の方がいらっしゃることでしょう。どうぞごゆるりと読まれていって下さい。






【三碧木星の基本構成、構造】

・星・・・木星
・色・・・碧色(青)
・十二支・・・卯
・十干・・・甲(きのえ)、乙(きのと)
・時刻・・・午前5時~7時
・方位・・・東(震宮)
・素数・・・3、8
・五臓・・・肝臓
・五元素・・・酸素
・四季・・・春、啓蟄(けいちつ)~清明(せいめい)の間まで



【若々しさの東方位】

まず方位の東(震宮)はとても若々しい気を発します。朝焼けと共に太陽の光が、最初に地球に当たるのは東方面ですから。現在の日本で最東端は北海道根室市、納沙布(ノサップ)岬が該当し、元日は初日の出で大変賑わいます。朝は一日の始まりであり、時刻の午前5時から7時も三碧木星の基本の一です。 ※註・日本国最東端はロシアに今も尚、不法占拠されて久しい北方領土であることを強調しておきます。



【強い色彩の碧(あお)】

次いで色の碧(あお)について。国語などでよく聞く言葉で紺碧(こんぺき)というのがあります。紺碧とは黒ずんだ濃い青色を指します。ここでいう碧は海の色のことですが、海の色も場所によって大きな違いがありますよね。さらっとした透明に近い色もあれば、青々しく強い色彩を放っている色もある。碧は後者に該当します。

本来的に海水というものは透明なのですが、碧になっているエリアは海水の深度があり、透明な束が折り重なって非常に濃い青色を発しています。それが三碧の碧(青)であります。



【十干(じっかん)と十二支】

十干では甲(きのえ)が陽の気で兄、乙(きのと)が陰の気で弟。毎年度、干支(十二支)が循環していますがきのえの「え」、きのとの「と」、を接合すると、えと、となり漢字を当てて、「干支」となって今に至っている訳です。



【三碧木星の干支は卯(うさぎ)】

その干支はというと三碧木星はうさぎ(卯)に該当します。私自身うさぎを飼育した経験等、全くなかったのでお恥ずかしながらこの歳になるまで知らなかったのですが、うさぎはバック(後退)は全く出来ない動物なんですって(^^;

うさぎは体躯(からだ)や前脚に比して、後ろ脚が非常に長いので後退不能、前進あるのみの特殊なスタイルになっているということです。その際は東の方位を進歩、躍動して成果を上げるという非常に活発な、冒頭に記した通り元気いっぱいの星ということができるでしょう。

ではここで三碧木星の象意を記します。



【三碧木星・数々の象意】

・前進
・進歩
・発展
・顕現
・雷鳴
・青年
・虚(嘘)
・火事
・欺瞞
・詐欺
・肝臓
・地震
・津波
・振動
・創始
・声
・発明
・長男
・流行
・騒ぎ
・驚き
・電気
・音楽
・クシャミ



・・・等々



【一部の三碧木星の象意】

ここで三碧木星の象意の中から、三点ほど象意をピックアップしてご紹介致します。三碧方位に赴く際の注意点として、或いは人に会うためになど、一部の三碧木星の象意を把握していきましょう。

欺瞞(ぎまん)・・・

疑ったり、人を信用できなくなったりと対人的に欺瞞の念が強まると同時に、自分の心の声すら欺(あざむ)き騙(だま)す自己欺瞞に陥る状態を指す。

声・・・

そもそも声は自己の体内から出て来る振動や波動が、声帯を通して声になる。三碧祐気として歌が上手くなったり、人に物事を伝える力が増強すると言われる。

顕現・・・

本命星が三碧に同会、または東に回座する時は、過去の秘密が明らかになる。ひた隠しにしていたことが表面化する。男性は職業面で祐気が、女性は良縁を得て生涯の発展を見る。悪い意味のことだけが明らかになるわけではない。どちらかというといい意味で顕現することの方が多いとされる。年盤で東に出た星の当該者は、今までの人生になかったいろんなことが顕れてくる。

気学的には顕現することに対して「それで良い」と評価する向きが強い。それが気付きの第一歩と見、自己変革のタイミングになると教えている。また発展に向かう努力の日々の中で引き立てを得る可能性も高い。

青年、長男・・・

これらの象意は、自分の子どもへの教育として、東の祐気を取るとしっかりした独立心の強い青年に成長する可能性が高いと見られている。青年はどんどん旅をして、自己を錬磨することはとても大切である。



ま と め

・その1.三碧木星は東方位で毎日、一番早く太陽の光が到達する故、若々しい気に満ちている
・その2.海水は深い部分ほど色が濃くなるが、まさに三碧の碧(あお)はそれに類する色である
・その3.三碧木星の基本構成、構造からは春のうららかな野山のように、相対して躍動感も溢れる印象もある
・その4.十干と干支には密接な関係がある
・その5.干支の卯(うさぎ)は前進あるのみの元気印
・その6.気学的に顕現するということは、自己変革を通じ新しい自分が顕れてきたという良い意味で解釈される
・その7.青年は独り立ちの旅に出よ!




『編集後記』

「うさぎはバックできない」こともを知らずに生きてきたのか・・・と思うと何故か「ふっ」と笑えます。いきものがかりはやっぱり必要な教育手法ではあるな、とも思えます。振り返ってみると私も、幼年期や少年期は「動物園の飼育係」を夢見て生きていたんですよ。それくらい動物が好きだったわけですが、でもよく考えると、バックが得意な動物というのもそんなにいないかも知れませんよね。

飼育係の夢ははかなく消えましたが、少年の頃というのは本当にいろんな者になりたくて、日替わりで夢がコロコロ変わったものです。皆さまにおかれましては如何あらせられましたか?

この人生に、
皆様との出会いに感謝します。

誠にありがとうございます。




2013年8月24日土曜日

二黒土星はたくさんの祐気と信頼を生む

二黒土星の皆さま、こんにちは! 九星すべての皆さまもようこそおいで下さいました。誠に有難うございます!

二黒土星に付随する祐気取りの方位は、後天定位盤の四正(しせい)・四偶(しぐう)にわたって、ほぼまんべんなく存在します。本記事は二黒土気にまつわる方位別の祐気をまとめさせて頂きます。使える方位の範囲が広いので、お水取りなどに格好のポジションを多く有するのが特長。皆さまの計画に即する御伝えをさせて頂きたく思います。






【二黒土気回座時の各方位別祐気】

・東方位(震宮)・・・自分自身が良い意味で柔順な性質となり、活動的にもなる。営業はどんどん上昇、隆盛を見るほどにまで進展、電話にまつわる吉報を得る可能性が高まっていく。さらに古くからの友人知人から、良い報せを聞くことにも繋がる。

・東南方位(巽宮)・・・堅実でありながら活動的という素晴らしい状況が出来てくる。商売も繁盛する。巽の特性で遠方での取り引きで利益増大。ほかには栄転、縁談、就職などが調(ととの)い、経済的にも恵まれるという華々しい運命が予兆されている。まさに絶好調の善き連環の真っ只中という感じか。

・南方位(離宮)・・・上位の人からの引き立てがある。共同事業の話も起きる。頭脳明晰(ずのうめいせき=頭が冴にさえ、明らかに思考回路がはっきりし聡明な形)となり、自分自身にとって名誉になることも起きる。昇給昇格もある。

・西南方位(坤宮)・・・商売繁盛、目上か親戚の援助で業務が発展する。妻や部下が予想以上に成績を上げる。土地に関する喜びあり。

・西方位(兌宮)・・・金銭的に恵まれる。古くからの知人や熟年層の婦人、老人などから引き立てや援助があり、食物に関する喜びあり。

・北西方位(乾宮)・・・上位の人からの引き立てや援助がある。新規事業で利益を得る。証券による喜びがある。

・北方位(坎宮)・・・冷静にして活動的という非常に良い意味でシャープ(鋭利な形)となる。新しい交際で利益を得る。土地に関する良いことや、隠れた喜び事がある。

心が弾んでくるような二黒祐気がたくさんありますね。皆さまの該当する星から取れる祐気がありましたら、是非、動いてみて、その後も祐気取り、お水取りを実践、祐気を満タンにされては如何でしょうか?

さてそれでは、二黒土星生まれの方々に対する九星気学のメッセージを御伝えさせて頂きましょう。



【二黒土星は勤続を目指そう!】

この星の方は自ら独立し自営業の道を行くよりも、上長(じょうちょう=目上の人、年上の人の意)を立てて行動すると、その相手と共に大きく成長していく運命にあります。結果的に社長になるケースもありますが、最初は社員、従業員として長いスパンをかけて勤めさせて頂こう・・・というスタンスを重要に考えて下さい。

せっかく入社した会社ですから、二黒の方は長く勤めるのが一番です! 以下に二黒土星の今後の指針をまとめます。



【汗まみれが美しい二黒土星の生き方】

・常に長の補佐役に徹する時、二黒の天賦(てんぷ)を得てその尽力(じんりょく)は信頼を得る(無から有を発する如きもの)
・名を捨て身を取る心構えこそ賢明(その方が有意義)
・運は晩年にあり! 若い頃から二黒らしく生きていくと、晩年に大輪の花が咲く
・自分が大器晩成であることを悟り、実際に任務遂行の往還で生涯安泰な人生になる
・西南方位(坤宮)=二黒土星は彼らの盛運期の如く万事、万象の始まりである

二黒土星は自己の人生において、二黒の祐気を取りつつ、地役に励み豊かな人間性を創造することこそ大事です。それが開運の第一歩となり、幸せな人生を創る要諦(ようてい=肝心)となるでしょう。



ま と め

・その1.二黒土星由来の祐気は、後天定位盤の四正・四隅にわたってまんべんなく存在する、故に非常に祐気取りに向いた星といえる
・その2.最も華々しい祐気といえば東南方位(巽宮)、「素晴らしい状態で商売繁盛、栄転、縁談、就職などが調い経済的にも恵まれる」と示されている
・その3.全体的に落ち着いた精神状態で、仕事運、金運、恋愛(結婚)運に冴えを見せる祐気が目白押し
・その4.祐気取りのチャンスがあればどんどん取っていった方が良い
・その5.二黒土星の仕事は、職場の中で目上の人たちや組織内で頑張ったほうが良い人生になる
・その6.入社した会社で勤続することが大事、転退職には向かない
・その7.大器晩成で晩年運、長の補佐役に向く
・その8.地域の奉仕活動を含む地役に励むことが重要、求職中には特にそうである



『編集後記』

二黒土星から溢れてくる祐気の塊が、じゃがいものようにゴロゴロと地中から産出されるようなそんなイメージが御伝えしながら私の心に浮かんでいました。今、知ったのですが今晩の夕食は肉じゃがだそうです。九星気学に則って記事を書き連ねていたら、こんなふうに現象化するのか? いやこれはたまたまというやつかも知れませんが、ただ、しかし祐気は祐気を呼び、良き連環が巻き起こり続けるということでしょう。有難いことです。

我が家は、毎年農家の親戚から大量のじゃがいもを頂きます。以前は年に2回大量に貰ってその分量だけで、一年間持つくらい頂いていました。しかし油断するとすぐ芽が出てきて、酷くなると実にグロテスクな様相を呈してきます。ですから最近は年1回、でもそうなると今度は足りなくてスーパーに買いに行くという何とも形容し難いパラドックスに陥りますが(笑)



この人生に、 皆さまとの出会いに感謝します。

誠にありがとうございます。




2013年8月21日水曜日

二黒土星の妻と、その夫の仕事運

二黒土星 の皆さまこんにちは! 九星 全ての皆様もようこそ! 本記事は男性のお仕事といった重要テーマについて、気学的に妻としてどう応援していくべきかを捉え、御伝えさせていただくものです。特に二黒土星の女性に対し気学では、妻としてかくあるべし、かく生きるべしという法則がしっかり生きづいていますので、そのメソッドを活用しない手はないですよね(^.^) とても有難いことだと思います。

それではどうぞご覧下さい。






 |夫唱婦随(ふしょうふずい) 


「何それ?! いつの時代の言葉よ!」とご立腹された方もいるやも知れません。しかし九星気学においては普遍的な価値観の一つです。 語意は「妻が夫の発言に順(したが)う」こと。決して男女を分け隔てしている訳ではないのです。むしろ「二黒由来の利口な女性のダンナ操縦法」と言ったところではないでしょうか。



  | 二黒土星の妻が選ぶべき生き方


  • 夫唱婦随(ふしょうふずい)こそが実は夫婦の基本である
  • 妻が夫に尽くし素直に従うことは「 大恩徳(だいおんとく) 」となり生涯の安住地を得るバロメーターになる 
  • 心底から夫を立てて尽くした徳は、夫の立身出世の基盤となり活力源にすらなる 
  • 夫の栄光は、必ず妻の陰の尽力が源である 
  • 表に出たがる心を律し家庭を守り、裏方で終始すると夫は「いろいろやってくださっているなあ」と妻に感謝が湧き、有り難さに心打たれ、愛情はいや増す
  • 「財産の無い状態から有る状態に転ずる方法」、要はお金が無い家の妻が、有を生じさせるには徹底的に自分が夫に尽くすことが必要、 夫が職場で活躍しだしたり、仕事上などで夫を助ける人が出現したり、現象界に良い変化が起こり始める



 |財産さえ生み出す、驚異的な妻徳(さいとく)パワー


二黒土星の女性はまず、夫がどれだけ信頼できなくても 従(じゅう) に徹してみて下さい。 を生み出すのは、 妻徳(さいとく) の貢献甚大なり、と気学では示されているのですから・・・。
妻にとって夫の勤務先から払われる対価=収入はとっても気になるし、1円でも高ければ高い方が良いですよね。個人差はあると思いますが結果が毎月楽しみになります。
一方、従に徹しているつもりでも、夫の状態が芳しくないなら何か問題があるのかも知れません。悪いままでは剋気が混ざっているのかも知れませんので、もう一度自己の妻徳をチェックしてみましょう。ともかく騙(だまさ)れたと思って、まず取り組んでみることをお奨めします。



|二黒土星のエネルギー、 大恩徳で夫婦、家族は益々発展していく!


大恩徳という言葉は二黒土星における最大限の力と化した状態を指しており、あまり軽々しく使われる言葉ではないだけに、最終的にダンナさまがどれだけその後の人生で発展していくか見ものだと思います。そして引いては奥様が愛や真心で、どれだけご主人を後押ししてきたかという点においての証にもなるでしょう。

お二人の明日が祝福されるものでありますよう、私も心からご祈念申し上げます。



|二黒の暗い、陰(かげ)になる


などの言葉は二黒の象意であります。先天定位盤で見ると二黒の北方位に当たります。人間の老化現象も二黒象意で暗黒、見えない、無、これらは全て北で起きる現象。後天定位盤では一白水気で、物を隠す際の祐気も北です。反面、抜本的に明るい所は南とされてきました。

明暗、南北、進退、盛衰、これらの現象は動より生じており、いい方位を取ればいい形が、悪い方位を取れば悪いこととして顕現してきます。剋気、凶殺を除(よ)け幸せな人生を歩むために、九星気学を理解しその理論を通して動く、さすれば剋気、凶殺を除けることができる・・・そう考えていくと動くということが、如何にものすごいことであるかお判り頂けると思います。 

そもそも常時、良い方位を無意識的に取り続け得るなら最高ですが、そんなことは出来るわけはありません。やはり正しい人生の指針として気学が果たす役割は大きいものだと言えるでしょう。 では次に 遅鈍 (ちどん)という象意をご説明します。



|遅鈍(ちどん)


 遅鈍 とは のろくて鈍いこと(一般の国語辞典ソース) 
九星気学ではいい方位に動いた場合、圧迫されている物事から脱し、緊張状態が和らぐという意味があります。 また一方で人体の発熱や、血圧の変動を治めるという意味もあります。二黒土星の祐気を お水取り で摂取することは健康に良い結果を生むでしょう。

反面、 二黒剋気 で悪い方位に行った場合、血液の活動を遅滞させ、日々の行動を妨げる現象が出てきます。やがて病気に罹患、事業に支障、衰退を招く危険性があるので、剋気に近づかないよう気をつける必要はあるでしょう。



ま と め


  • その1.妻の座を占める貴女が選ぶべき生き方は、気学に厳として存在している 
  • その2.財産さえ生み出す、妻徳(さいとく)という力を知り、まずはダンナさまに従ってみよう 
  • その3.二黒土星の最強エネルギー・大恩徳で益々ダンナは弥栄える! 
  • その4.北で起きる不幸現象は確かに多い傾向なのは事実である 
  • その5.幸せになるためには剋気、凶殺などの負の力から、着実に除けて動くことが肝心 
  • その6.気学で語られる遅鈍の意味は、圧迫されている物事から脱し人体の発熱や、血圧の変動を治めるという意味もある 



本記事は前半部分で二黒土星の妻がもたらす、夫を良き方向に導き、 出世までさせられる方策について御伝え致しました。 記事に対し誤解があってはいけないので記しますが、何も封建時代の立ち振る舞いのようなことを気学は求めているわけではありません。 ここで書かせて頂いたようにやって頂ければ、かなりの確率でダンナさまは覚醒し、 高収入を得るに至るまで、ポテンシャルが広がり得るという気学上の指摘を記させて頂いたものです。


この人生に、皆様との出会いに感謝します。 誠にありがとうございます。




2013年8月18日日曜日

二黒土星を冴えわたらせるポイント


火の玉,猛暑,酷暑,スペクトル,営業,労働,二黒土星,地役,祐気取り
火の玉の如き太陽の下でも、営業を止めることなど出来はしない



二黒土星 の皆さま、こんにちは。そして 九星 全ての皆さまもいつも有り難うございます。
三碧木星の方には暫しお待ち下さいませ。さて本記事でも二黒土星の様々な象意や祐気、剋気について記述して参ります。








 |営業=営業マンに非ず、業 とは休みなく行うこと


人は皆、何らかの職を得、日々家族が生活していくための費用を稼ぎ出して生きています。簡単なことのようで実際そんなに楽な事柄ではなく、職場自体の売上目標の高さや人間関係、雇用関係など本当に大変厳しいものがあります。本記事ではこれらの事柄に終始するのではなく、二黒象意の様々なキーワードから一つ一つを大切に詳報していきます。

営業・・・といえばイコール営業マンの略かと反射的に思ってしまいますが、ここでご説明する営業は単に営業マンを指すものではありません。営業=生活の基盤を作るため努力し「営み実行する」という意味に通じているのです。


  •  業(ぎょう) とは休みなく行うことであり、日常生活がその源泉
  • 自己の誕生から営みを生きている、業の日々を我々は歩んでいる
  • たゆまぬ実行が基盤で、その業を我々は繁栄につなげて行くべきだ
  • 黙々と長期に渡って実行し続けるのは二黒祐気
  • 同じ会社で仕事を続けるのは出来そうでなかなか出来るものではない、人間の多くに辞めグセがあり、すぐ職を変えてしまう傾向がある 


 | 失業=二黒祐気の欠乏サイン


また失業は二黒祐気(=徳)欠乏のサインと見ることができるので、その際はどんどん地役し、奉仕による祐気取りで運気を補充するのが良いとされています。さらに嫌なことやきついことがあって、つい腹を立て職を辞する傾向は若者を中心によくある話ではありますが、それがもとでの転退職も一般的に考えて30歳くらいまでなら許される雰囲気で、それ以上は大変むつかしくなってきます。まだ景気の本格的回復には時間がかかりそうな現在、簡単に職をやめるのはやめましょう。 


 | 歴史の生き証人・姑(しゅうとめ)の言に価値アリ!


さて九星気学では 骨董品 のような
古くても価値のあるものは、二黒土星を形成する一つと考えられています。

引いては骨董品と同列に、 姑(しゅうとめ) という象意が存在します。奥さんから見て「何かとうるさい、何とかできないのかしら・・・」と思って気分的に排斥(はいせき)の念を出しているのならその考え方は早めに取り去った方が賢明です。
気学では比較的好意的に姑が取り上げられるケースが多いとも言えますが、何よりも長い間培われてきたその人の言葉は「歴史的価値のある言葉である」と判断される性質のものなのです。


 | 骨董品や古民家、文化財は大きな財産


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ニセコ五色温泉、年季物の建築物だ。
骨董品や姑以外に挙げられる二黒祐気とされるものは老木(ろうぼく)、文化財的な物品や古い家屋などです。二黒土星の祐気としてこれらは価値が上昇、所有している古いものがおしなべて段々と値が上がり、家の大きな財産に成長していきます。

何故古いものの値が上がるか・・・、それは例えば一人一人の履歴書を見る企業側から言わせれば、同じ転職という形態であっても一年しか勤まらなかった人と、三十年勤務してきた人の履歴書では重みが全く違うということ。この比喩が全てを物語っていると言っても過言ではないでしょう。
勿論、会社にとっては「それでも若い方がいい」と違う反応を見せる会社も少なくはないと思いますが・・・。 


 |九星須(すべか)らく西南のお水取り、祐気取りは必要!

先天盤,先天定位盤,平成二十五年年盤,剋気
13年(平成二十五年)年盤

二黒土星にも無論、剋気はあります。持病の再発、古い係争問題などが再燃化、これはまた何かを始めようかと腰を上げた時を狙っていたかのように再燃するケースが多いようです。

 剋気摂取 の人、全般に渡る鋭気の衰え、資産を失うことなどに手を打つ策はやはり、気学を用いて対処するのが一番効果的です。年盤において坤方位の吉運気を摂取することが開運への第一歩となるでしょう。

何にも増して、西南の祐気を取れる人は是非取りましょう。 年盤で方位を見た際、西南に吉方位がある時は積極的にお水取りに行くことが重要です。その往還によって自ずと毎回、二黒の祐気を取ることに繋がり、営業に冴えが戻り、再び人に尽くせるようになって仕事も好結果を生み出すと思われます。

 

ま と め


  1. 人は生き抜くために職を持ち、仕事に励み続けなければ家族も自分も存在できなくなる 
  2. 営業=営業マンでは非ず。生活の基盤を作るため努力し「営み実行する」という意味に通じている 
  3. たゆまぬ実行が基盤で、その業を基に我々は繁栄につなげて行く 
  4. 失業は二黒祐気(=徳)欠乏のサイン、その際はどんどん地役し、奉仕による祐気取りで運気を補充するのが良い 
  5. 骨董品以外に挙げられる二黒祐気とされるものは老木(ろうぼく)、文化財的な物品や古い家屋などで、将来的に大きな財産に成長していく
  6. 二黒剋気中の人は、吉方位へのお水取りが必要になる 
  7. 二黒以外の人も西南に吉方位がある時は、積極的にお水取りに行くことが重要 



営業と云えば営業マンか営業中のラーメン屋くらいしか思い出せなかった在京時、よく虎ノ門や霞ヶ関あたりをぶらぶらしていました。同じ会社で営業マンとして活躍していた同僚の、凄まじい営業テクニックには目を見張るものがあり、私も人と会うこととは何ぞや、人から情報を引き出す力とは何ぞやと、その営業マンの姿勢から取材能力向上のヒントを分与されてきたような気がします。

ただそういう天才肌の人間よりも、朴訥(ぼくとつ)として礼儀正しく何十年も新聞業界の秩序通りに勤務していたとある先輩からは何故かしら、優し気な風を感じ「あー、こういう人を人格者と呼ぶんだな・・・」などと思いもしたものです。

さて読者の皆さまは今、どんな日常をお過ごしでしょうか? 

本記事は九星気学上で示されている本来的な「営業」の意味から、二黒剋気における「お水取りの重要性」に至るまで詳報させて頂きました。

この人生に、
皆様との出会いに感謝します。

誠にありがとうございます。




二黒土星・奉仕精神が富に繋がる



二黒土星,豊穣,大地,北海道,純農村,青空,畑,大規模経営,農家
土壌肥沃な大地が広がる北海道の農村地帯
二黒土星の皆さま、そして全ての九星の皆さま、こんにちは! 

本記事では二黒土星の特徴をさらに掘り下げて、多くの事柄について詳報させて頂きます。 土壌肥沃(どじょうひよく) な二黒の気、本記事も二黒の象意に従って、 奉仕精神の在り方母親の心 と二黒土星の関連性などについても記していきたく思います。

奉仕とは何か? 辞書によると奉仕・・・1仕えること、2品物などを安く売ること、3国家・社会など他のために私心を捨てて尽くすこと・・・とあり、私ども気学を学ぶ者には3の意味が一番近いと思います。私利私欲を貪(むさぼ)る者、自己中心的で視界に「愛の心」が無い者にはならぬよう、九星気学の学びで徳をどんどん積み上げていきたいものですね。






奉仕とは?寄付とは?

徳,徳川家康,奉仕,美徳,日本人,陰徳,謙虚,書,毛筆
結果、徳のあるものが多くを制す

《奉仕精神の大前提》
  1. 人に頼まれたら、快く身を挺する者でいよう
  2. 嫌々やらないことが大事、謙虚さを忘れるなかれ
  3. 犠牲(献身)的行為は祐気となり、徳に帰一する
  4. 最も尊い徳は 陰徳 である

日本人の徳とは、アピールしない奥ゆかしさが美しい・・・とするスタンスです。その国民性こそが東日本大震災時の秩序正しい日本人に対して、海外から絶賛されたモラルの高さに続いていると言えるでしょう。 

最も尊い徳は陰徳である ・・・この心を自分にたたきこみ、世間に虚栄心をひけらかす精神は徐々に陶冶(とうや)していかねばなりません。また陰徳を心掛けて生きると心豊かに、多くの人に愛される人間へと昇華(しょうげ)していく可能性が高まっていくのは必定。その人には益々すごい力が付与される可能性も高まります。

反面、愚痴、そして何かとぺらぺら喋(しゃべ)ることは非常によくありません。愚痴は気学的に判断すると、厳禁と見倣されるくらい、運命にとって悪い影響を与えます。七赤の剋気でもあり、金運を失います。喋りは三碧(さんぺき)の剋気として、自分が虚しく空っぽになってしまう危険性を帯びます。両方の剋気はなかなか恐ろしいものがありますので、この記事を読んだ契機に(私もこの記事を書いた契機に)愚痴も非生産的なお喋りも卒業してみるよう努力を開始してみましょう(^.^)。

それでは以下に二黒土星を構成する価値観を見ていきます。


|母の愛も二黒土気に繋がる


  • 母の子に対する深い愛情
  • 報酬を求めず、与えて止まず⇒坤(未申=ひつじさる)の道
  •  坤宮(こんきゅう) は母、妻、老婆の位置
  • 坤(こん)の祐気=坤徳(こんとく)の女性は、良妻賢母 見るからにしっかりしていて頭脳明晰
  • 平穏・安泰な生活、幸せな生涯となる


|二黒土気にまつわる数々の因縁


  • 坤宮を通俗的に 裏鬼門 という(東北は表鬼門)
  • 裏鬼門は二黒土気の支配下、西南の方位
  • 昔は大変、恐れられた
  • 故に寺社をそれらの方位に創建させ、国を守った
  •  徳川家康 ・・・積極的に東北、西南両方面にかけて寺社建立を推進


  | 地球・国土・大地と二黒土星


一個人の不動産から国家間の諜報まで観られる先天盤


先天定位盤では 太陽 を 六白金星(= 天 )として、地球を二黒土星(= 大地 )として見てきました。二黒土星(=坤宮)の祐気がある人は自分の土地を所有するに至ります。不動産が欲しいならまず人に尽くすこと。

ここでもその第一歩は、 地役 に尽きます。人助けを繰り返していると人様の中で、安定的な人気を得ることになり、いつの間にか自分の土地を得る或いは購入する金額を得ていることに気付くようになるでしょう。結果的には金運がついていることに自分自身が気づくことになります。さらには「常に平等な精神を保っている素晴らしい人だ」と言われるほどの人格者へ昇華していきます。 

反面、剋気を摂取してしまっている人は鋭気が衰え、営業不振に陥りやすくなります。やがては不動産を手放す破目(はめ)になる。二黒土星が悪い方位を取ったら、まずこういった方災に襲われる危険性が高いので要注意です。

また究極的に二黒土星(西南)の方位で先天定位盤を見るのは、自国や他国の国運、国土の状態を見るというまさに 帝王学 としてのものすごい活用方法にも通ずるものがあります。 きっと日本や支那の連綿と繋がってきた歴史には、気学の粋が貫き通されているのでしょうね。

 

本記事でも強調させて頂いた陰徳。「一白水星」の開運についての記事でも取り上げさせて頂いております。気学では非常にプッシュされる機会が多いのが陰徳です。しかし悲しいかな、現代人の心は即物的な面も強く持ちあわせているので、陰徳を積むような、緩やかで穏やかな想念を持って行動する ことはなかなかむつかしいと思います。

心に栄養を与えるために、そして何より祐気を取るために、まずこの日常からどんな徳を積めるだろうか・・・、お茶でも飲みながら陰徳に思いを馳せ、最初の第一歩を踏み出す計画を立てるのも、なかなかおつなものだと思いました。 

本記事では二黒土星の犠牲(献身)的行為は祐気取りになること(奉仕や陰徳)、母親の子に対する愛の普遍性や不動産に至るまで多岐に渡り書かせて頂きました。

この人生に、 皆様との出会いに感謝します。

誠にありがとうございます。




2013年8月12日月曜日

二黒土星・天と地の相対的比較






二黒土星 の皆さま、こんにちは。ほかの 九星 の皆さまもご訪問頂き、有難うございます。本記事は二黒土星が生きる下地にまず土があること。そして私たち人類が暮らす陸地には、蒼茫(そうぼう)とした大地が形成され、その対極には燦々さんさんと輝く太陽があること。偉大なる天(偉大なる何か)すらも存在することに思いを馳せて頂ければ、とても大きな世界観をつかむことにも連環していくと思います。

この記事では 先天定位盤 をよく使います。以下をご覧くださいませ。
先天定位盤,定位盤,先天盤,六白,天地,二黒,土,天
先天定位盤


後天定位盤とは違い、中宮はあるものの先天の盤にはどの星も入りません。そして一番南に位置する六白金気を先天盤では として捉え、対極の二黒が とみなされます。

それではここで天(六白)と地(二黒)を比較し、相対的な構造を学んでいきましょう。


《先天定位盤から見る の相対的比較》


天(六白金星)        (二黒土星)地
乾の方             坤の方
父               母
君主              臣
忙しい             暇
男               女
上               下
公               私
親               子
円               角
大               小               
剛               柔
太陽              地球 
権利              義務
主人              妻女               
命令              服従
教師              生徒
社長              社員
心臓              胃腸
資本家             労働者              
地上              地下
公道              路地
頭               足
昼               夜



多くの人々は (六白金星)の側に行きたがると聞いています。ごもっともなリアクションですよね。しかし天の部分だけで、世の中の要素が構成し切れることは有り得ません。上を支えていくには必ず基礎、ベースが必要。一例を挙げるなら若年で入社し、平社員から始まり自分から役職の座を毎年求め続けて、そして仮に役職を得たとしてもそれは砂上の楼閣のようなもの。管理職の苦労を知らずにそれを理解しないで、権力を求めてもいいようにはなりません。九星気学の組織には常に相反する意味もあることを認識しましょう。

二黒土星 に対してちょっとしたネガティブイメージがあるのではないか?という意見も強いようです。しかし、焦点を人々の本質に合わせれば、厳然たる事実として天=六白は命令を下す役回りで、将来は社長候補になるという可能性が存在します。是非、六白金星の人は社長になることを目標に向かってみて下さい。

またいずれこのブログの読者様お一人でも鑑定士になったり、掌(てのひら)で遁甲が出来るようになり、誰かにアドバイスする局面もやがては来ると思うので《先天定位盤から見る 天と地 の相対的比較》、ここまではしっかりと頭に入れておく必要性があります。

|二黒土星の本来的行動、そして何より親孝行


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明治天皇行幸の地・御前水(苫小牧市)
 忠義 ~公、国のために尽くす~二黒祐気に該当。誤解があるといけないので註記すれば、九星気学は戦争を礼賛(らいさん)をしているわけではなく、祖国のため、公のため、社会のため、命綱のように人々を守り助ける、どんな困難も何とかする「それが自衛官」という意識で見ています。

 孝行 ~子どもが親のために尽くすことは素晴らしい。しかし今の風潮は完全に狂っています。何が問題でそして何がバランスを崩しているのか―辿っていくと、親孝行ならぬ「子孝行」が人々の間で蔓延(まんえん)していることに気づきます。学費を初め、学校関係で必要なお金、ケータイ料金、友達と遊びに行くお金、など諸々の予算は各家庭の家計を大いに圧迫している筈。気学で大切にするのは言わずもがなですが、親孝行こそ子の役目です。

自分を産んでくれた・・・そのことに対し親孝行という形で真心を尽くし、やがてはあの世に旅立つ時、最終的には、喜んで逝って頂けるようにするのが子の勤めと言えましょう。


 | 義や信に生きる美しさを知ろう


クロフォード公園,地役,三笠市,花畑,斜面,芝桜
市内の地役が管理するクロフォード公園(三笠市)
人のために地役(ご奉仕)を頼まれたら「ハイ、喜んで!」と勤める。二黒土星にとっては特に、この地役をすることが極めて重要となります。それは後々、大きな信用を得ることに繋がっていくと考えられます。

~逆に他人が自分に地役してくれようとしている場合、義がないと信にならない、反面、義があれば信もある。だからこそ、その場合は、まず自分からやらせて頂く。地役してもらいたがる想念は剋気になってしまいます。


 | 順(したが)うの心・五箇条(二黒土星の生き方)

  1. 地球は太陽に順ずる
  2. 水は上から下へ流れる
  3. 自らを主体とせず、人に従って行動する
  4. 従うとは隷属(れいぞく)ではなく二黒土星にとても重要である、謙虚な心を抱き続けることをいう
  5. 自分の上に長を得て、その命により行動するのが向いている
以前、タレントの渡辺徹氏が奥さんの郁恵さんとテレビに出た際に、スーパーマーケットに足繁く通っていることを話していました。司会が「なんでそんなにスーパーについて行きたいの?」と行った際、「行かないわけがないでしょう、あんな楽しい場所!」と叫んでいるのを見ましたが、実は私もそういうタイプなのですごく理解できました。本当にスーパーは楽しいし、心が多少豊かになるような気がします。男は外で戦って還ってきた時に嫁さんが最高の笑顔で、そして好物をたくさん作っていてくれていると、本当に心から愛が満ちるものです。

二黒土星の祐気はまだまだありますので、逐次レポートさせて頂きます。本日はどうもありがとうございました。

この人生に、  
皆様との出会いに感謝します。   

誠にありがとうございます。


Written by Takuma Kiyooka





2013年8月9日金曜日

二黒土星の武器は信用、九星の武器は盤に尽きます






 二黒土星 象意の 地役(ちえき) は  九星 の中で二黒土星の意味を焙(あぶ)りだしている役目を担います。二黒の地役は最初、主にその土地に在住する方々に対して、例え無報酬であってもコツコツ懸命に明るく、元気よく働きます。 その姿に を見出した人々がその人を評価し、給金がすんなり支払われるようになる―そこから二黒のサクセスストーリーが始まるのです。

さて下にある表をご覧下さい。 九星気学 全般に当てはまる 運気 の循環盤です。これがスムーズに理解でき始めると年盤に、この盤を重ねることで今、自分はどの方位でどういった運気の位置に在るのか気づけるようになります。是非この表の内容を覚えて頂くか、プリントアウトなどもされて自己の運気循環の様相を逐次、ご認識頂ければ便利だと思います。

尚、これから執筆する本記事のデータは、昨年・2012(平成24)年度のものです。勿論(もちろん)、 運気循環盤 に関しては普遍性がとても高く、全ての九星の運気を毎年測れます。



|運気循環盤を年盤と重ねると自己の運気が見えてくる


運気,循環.運気循環盤,年盤
運気循環の盤

                                                              
運気循環盤において盛運期は4つ、衰退期は5つで構成されていますが、そのことを鑑みれば運が良い年というのは9分の4しかないという事実に突き当たります。ですから盛運期に入っている方はどんどん積極的に動かれて下さい。


盤の循環は以下の通りです。
  • 西南(坤)宮 (1)盛初期は再機運で後厄
  • 東(震)宮 (2)盛進期、上昇運
  • 東南(巽)宮 (3)盛旺期で盛運
  • 中宮 (4)盛極期で乱運
  • 以上・盛運期
  • 以下・衰退期
  • 西北(乾)宮 (5)衰初期は安泰運
  • 西(兌)宮 (6)衰沈期は平安運
  • 東北(艮)宮 (7)衰変期は衰改運
  • 南(離)宮 (8)衰旺期は昂運で前厄
  • 北(坎)宮 (9)衰極期は難運で本厄


|(昨年)五黄土星は運気上々の盛旺期だった



盤の循環する進路順に運気は巡ります。まず最初に見て頂きたいのは、方位は西南で卦は坤宮(こんきゅう)、初めての盛運期である盛初期(せいしょき)に三碧木星(さんぺきもくせい)が入りました。一昨年は北に入り本厄だったためつらい局面も多かった筈。その期間、動きは控えめにして基礎を作って準備してきたのが12(平成24)年。そして13(平成25)年本年からエンジン全開で頑張り、順調な滑り出しで勢いが加速しています。

次に特筆すべきなのは(3)盛旺期(せいおうき)に入った五黄土星。昨年は非常に運気強く五黄が家を新築する、或いは結婚する、といった人生の大局面で、ことごとく家も結婚も「年内で決められるなら、是非決めるように」とまで言われた記憶に残る年でもありました。

(4)の盛極期(せいごくき)に入ると九星どの星も、今までの人生の結果を振り返り、いいことも悪いことも思い返す局面が出てきます。「あまりいい結果など出なかったなあ・・・」という向きは、これまでの人生でいい方位を取れていなかったことなどに直結している場合があります。また中宮に自分の星が入ることは、人によって八方塞がりになることが少なくありません。しかし「今年は好調だ!」と思える向きは、今まで方位取りなどで良い気を蓄積してきた証左で、さらには二黒の祐気を貯めて使ってきた人である可能性が高いです。



|(昨年)七赤金星は聞く耳持たずで、暗闇を駆け抜け

運気,循環.運気循環盤,年盤
この辺で、運気循環盤・再掲しておきます

(5)の衰初期に昨年入ったのは 七赤金星 でした。七赤は西北に入ると暗剣殺を持ち、自分自身も非常にワイルドになる。周囲がいくら諫言しても「聞く耳持たず」で仕様がない。故に人が助言をしないようになってくる。単身で真っ暗な闇の中へ突入していくようなものなので、鑑定士の多くは「ここの七赤は気をつけなさい」と言っても聞かない。だが絶対ダメだとまで言い切ることは出来ない。何故なら人は苦労したり、痛い目に遭わなければ、悟れない生き物でもあるからです。

(5)の衰初期、(6)の衰沈期は一般的には比較的、ゆっくりやれるとも言えますが、昨年の 八白土星六白金星 の上に重なったのでゆっくりはしていられない一年でした。やれることをどんどんやったら良い。その翌年が(6)衰沈期であるためその重さを考えると、去年は動けた、動くべき一年でした。

(7)衰変期はいろんな変化が出始める時期です。

 (8)衰旺期は今までやってきたことの結果が出る時期。南の太陽のもとに、全てが白日のもとにさらけ出される。結果は二つ。いい人はいい、悪い人は悪い。前厄である

(9)北、ここに入る二黒土星は衰極期で厄年。厄年関連の方々は是非、神社に行き厄払いをして下さい。

こういう感じで理解が深まると年盤と重ね合わせ、自分がこれから新年を迎えるたび、どういう心構えで、一年に向かうべきかが見え始めていくことでしょう。


長沼神社,郷社,厄払い,社格,鳥居
厄払いも少し社格を考えて行き先を決めよう

ま と め

  • 二黒土星象意の地役(ちえき)は力いっぱい働き、信用を得る力を持つ
  • 九星気学 全般に当てはまる 運気 の循環盤が存在する=運気循環盤
  •  盛運気 は一回の全循環の中でも4つしかなく、他の5つは 衰退運 である
  • 盛運気が少ないことを認識して、限りあるチャンスを逃してはいけない
  • 新年の都度に大計を立て、目標に向かい心構えを明らかにする
  • 自分の運気をことあるごと確認、気学の造詣(ぞうけい)を深めよう


九星気学の学びを深めるには運気がどのように巡っているかを知り、盤を重ねるたびに気付きを深めて行くことが非常に大切ですね。攻め時はどんどん攻める、どんどんとやれることを蓄積する。気をつけて行動する、気学に則った人生には、攻め方も、守りどきもある。何もやらない、動かないでは本当に何も始まりません。

心修して、天地人を知り自分の立場、持ち場を理解した上で九星気学を学び尽くしましょう。

本記事は 二黒土星 の切り札・人からの 信用 を頂く大切な意味、そして 運気循環盤 を使って 九星 の動きに合わせた生き方の方法を御伝えしました。


この人生に、
皆様との出会いに感謝します。  

誠にありがとうございます。




土用の重要性と二黒土星の祐気について






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収穫に向かい、天高く突き進むイネ(長沼町)


二黒土星 の皆さま、こんにちは!
そして 九星 すべての皆さまもいつもありがとうございます。本記事は 気学 の中でも、非常に重要な期間と評される 土用 について、引いては二黒土星の祐気についても御伝えさせて頂きます。

春夏秋冬にも春のような夏のような、或いは夏のような秋のような、所謂(いわゆる)、季節の変わり目と言われる期間がありますよね。 帝王学九星気学を学び、ちょっとした祐気や剋気で生活状況が乱降下しかねない私どもは 土用期間 というものをしっかり把握しておく必要があります。(年によって一日の差異があります)

土用の期間について
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土用の盤

  1. 春・辰月 4月17日~5月5日
  2. 夏・未月 7月20日~8月7日
  3. 秋・戌月 10月20日~11月7日
  4. 冬・丑月 1月17日~2月4日
  5. 土用の丑の日 夏の土用期間中1~2日該当する日がある


  | 土用とは五黄中宮同様の剋気を持つ



土用といえば「夏の土用」期間内に該当する日にちが年に1~2日ある、 土用の丑の日 が特に有名ですね。これは「夏バテを乗り切るために うなぎ を食するべき」という古くからの食習慣ですが、その日にようやく土用を意識する人も少なくないと想定されます。人によってはうなぎを食べるための日と勘違いされているケースもあるでしょう。

土用とは土の中の状態が次の季節への準備期間となり、 四季の変化天地の変動 が顕著化します。大気も 乱気流 となり、天地の状態が不安定化するため思わぬ災厄に巻き込まれる危険性も持ちます。ですから土用の間は「きりっ!」と気をつけて暮らす必要があります。剋気の強さも盤が「五黄中宮」に入った時と同水準のレベルで非常に強いものがあります。


 | 土用期間の過ごし方


子ども,啓発,行政看板,学校,児童,土用,清掃,掃除,片付け,整理整頓
子どものイノセントな瞳はいろんな乱れを見抜いている

でありますから、土用期間中の新規事は要注意となります。一方、整理整頓や片付け、清掃などは絶好の機会となり、土用が明けたらリフレッシュしたお陰でスタートダッシュ出来れば最高ですよね。土用明け後の準備を進めて置くこともとても肝要でしょう。



  |  象意・ 欲望 にも三通りの個性



さて土気には三つの星が存在し、九星の中でも一番多数派です。土気、土星といった土の気・共通のものはそれぞれに違った形の 欲望 を持ちます。、欲望といったキーワードは土星の象意にも当たっています。順を追って見て参りましょう。

  • 土気(土星)の象意に 欲望 がある
  • 二黒 健康に対する欲( 健康欲 )、生存し続けたい欲( 生存欲 )などで、自己の生命を存続させたいという欲である
  • 五黄  暴欲 (ぼうよく)とは放縱(ほうじゅう)に、無理にでも欲しいものを何でも奪い取ろうという荒ぶる欲である
  • 八白 分与される以上に自己愛で自分の分以上をも求める欲で、 強欲(ごうよく)と云う
  • 土気はもとより、九星すべての星は二黒土星の 健康欲 ( 生存欲 )を見習う必要がある


   | 秀でている二黒土星・その精神性 の高さ



この三つの欲の中で、最も人間らしく正当な欲望は二黒土星の健康欲(生存欲)です。自分(二黒)が生き続けて、今後も社会に貢献して、生まれてきた宿命を果たしたい、人間の欲望としては最高で崇高な欲望と言えるのではないでしょうか?

反面、暴欲や強欲のような荒ぶる欲は決して褒められるものではないですが、どんな人でも清らかに変化し得る可能性があり、「自己が目標や夢を持つために、欲心そのものは必要性がある」という事実を認識して頂くことは大切なのです。重要なのはバランスを保って自己実現のため、或いは二黒土星のように崇高な欲望にまで昇華(しょうげ)させるため、人間がそれぞれの境遇で抱く欲は、決して完全に否定されるものではないことを押さえておきましょう。


 |  二黒土星・数々の祐気


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二黒の祐気にはわが国平野部・土の匂いが伴う


内臓や血液はその人に生きてもらうために、一生懸命働いているのかも知れません。自分の意思と無関係に毎日働いてくれて、そのお陰で自分自身も生きている・・・それほどすごいことを内臓や肉体全般で処理されているのか・・・と。そういう現象に思いを馳せることが出来るのも二黒土星の祐気となります。

またその考え方こそが九星気学の本質であり、考え通りに明るく努力していると必ず人にお取り上げ頂ける=認めて頂けることにも繋がっていきます。徳を得ながら開運する道、それは 「急がば回れ」 です。実践者は必ず良くなって行きます。例えば何か人に頼まれた場合、無報酬でも親身になって働く、これも二黒の素晴らしい祐気です。

その逆の人は「報酬がなければやらない」、「交換条件次第でやる」というタイプです。今世はそちらのタイプの方が、主流派なのかも知れませんが・・・。
二黒土星は本来的に、体を張って勤労し金銭に対しては執着が少ないという美徳を有しています。人のためになることは率先して働く・・・そういう姿が人々から認められ、究極的には自分のお金として多くを頂くことになっていくでしょう。

また人を応援する時も二黒土星はギブアンドテイクで応援する、或いは交換条件を基に動くのではなく、自分の心から溢れ 奉仕精神 で尽くす傾向が強いため、その往還により益々、生成発展していく善循環のサイクルに入っていくのです。


ま  と  め


土用の重要性

  1. 土用は春夏秋冬、季節の変わり目に一定期間存在する期間
  2. 土用は天地ともに変動が強くなり、剋気の強さは五黄中宮と匹敵する
  3. 土用期間は新規事を避け、仕事上の片付けや整理整頓・清掃などに使うのが上策

二黒土星の祐気

  1. 象意で 欲望 とある土星(二黒以外に 五黄 八白)は、それぞれの欲望を持つが、二黒土星の健康欲(生存欲)は九星気学でも指折りの祐気である
  2. 自分の体が正常に動いていることに目が行き、感謝できるのは二黒の祐気
  3. 無報酬でも親身になって働く、親切さ
  4. 体を張って勤労し、金銭に対しては執着が少ない
  5. 人のためになることは率先して働く
  6. ギブアンドテイクや交換条件で応援し合うのではなく、真心で相手に奉仕できる


私どもが暮らすここ北海道・石狩平野には冬の度に毎年毎年、たくさんの雪が降り積もります。外の気温も郊外であるため、札幌市内と較べると10℃程低くなり、旭川や帯広などよりはまだマシなものの、なかなかの底冷えでぶるぶる震えて暮らしています。でもそんな真冬の道内の農家でイモを生産している皆さんは、随分前から低温で貯蔵すると糖分が増え甘くなることに着目しました。秋に収穫されるじゃがいもを、北海道の寒さの中で貯蔵させるものを「越冬じゃがいも」と呼びます。今では全国の流通網にも乗り、食品スーパーなどで大切に販売されています。

まさに寒さを逆手(さかて)にとった大戦略・・・二黒土星の実直さとそこから溢れる祐気は、「越冬じゃがいも」同様の美味みを醸し出しているとも言えそうです。


本記事では 土用 の重要性と 二黒土星の祐気 の素晴らしさについて記させて頂きました。如何でしたか?

この人生に、
皆様との出会いに感謝します。


誠にありがとうございます。





2013年8月6日火曜日

二黒土星の象意







二黒土星,二黒,西南,方位,方位簡略図,土気,三兄弟,五黄,八白
二黒土星・方位簡略図

 二黒土星 (じこくどせい)の皆さまこんにちは。
この記事では、 二黒土星の象意 、特質について御伝え致します。二黒土星の方はもとより、一つの事象から連環・循環する学問である九星気学は、他の星の方にも少なからず影響力を持つため、是非皆さまの目に、二黒土星を灼きつけて頂きたく思います。

二黒土星を五気で分類すると土に該当、九星気学で土は二黒のほかに五黄、八白と賑やかに三兄弟として存在しています。それぞれ非常に個性の強い兄弟星たちですから、しっかり一つずつ学び理解していきたいところですね。八卦(はっけ)の卦(け)は 坤宮(こんきゅう) 、方位は未申(ひつじさる)=西南にまたがり大きな位置を占めています。


後天定位盤,九星気学,坤宮,ひつじさる,太陽光,凶殺方位に注意
盤を見て位置関係等を学ぶ
大きな位置を占めているために、仮に西南が凶殺方位になっている時、誤って足を入れてしまっていないか、或いは西南が広いだけに違う凶殺方位に引っ掛かりはしなかったか等々の問題が浮上することもあります。ここでは後天上位盤を使って四正(しせい)四隅(しぐう)の違いなどを御伝えさせて頂きます。


《四正(しせい)四隅(しぐう)の違いとそれぞれの個性》
  1. 盤の、東・西・南・北は全て四正(しせい)である
  2. 四正が占める位置は方位ごとに30°ずつである
  3. 1以外の方位は全て四隅(しぐう)である
  4. 四隅が占める位置は東北、東南、西南、北西ごとに60°で、四正の二倍ずつ広い
  5. 一つの十二支で30°ずつ位置を占める


また八卦(はっけ)の坤宮(こんきゅう)の意味はとても素晴らしい印象を漂わせます。

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坤宮(二黒)の卦は大地に燦々と降り注ぐ太陽光を意味する


上の坤宮の卦をご覧下さい。全部中間で切れ、一本が半分ずつになっています。これは太陽の光が切れている空間」を貫き、大地に自然の恵みを最大限に注いでいる様相を示しているものです。天が太陽の気を下に通し、大地と同義語と申しても差し支えない二黒に恵みを存分に与えている・・・皆様におかれましても、とても良い印象やイマジネーションが沸々(ふつふつ)と湧き上がってきたのではないでしょうか?


|二黒土星の基本構成・構造



星・・・土星

色・・・黒色

十二支・・・未(ひつじ)、申(さる)

十干・・・戌(つちのえ)・己(つちのと)

時刻・・・午後1時~5時

方位・・・西南、卦では坤宮(こんきゅう)

素数・・・5,10

五臓・・・脾臓(ひぞう)

五元素・・・炭素

四季・・・秋(小暑~白露)の間まで


・・・等々

目に見えないものが形となることを象意と呼びます。ここで二黒土星の象意を見て参りましょう。



|二黒土星の象意


  • 地役
  • 母親
  • 営業
  • 遅鈍
  • 健康欲(欲望の一)
  • 脾臓
  • 消化器
  • 敷布団
  • 右手
  • 奉仕する
  • 地球
  • 土地
  • 甘味
  • 妻、配偶者
  • 無(む)
  • 夜、晩
  • 柔順である
  • 国土
  • 古いもの
  • 粉末状のもの
  • 腹部
  • 炭団(たどん)       等々

一番最後の炭団(たどん)について詳しくご説明致します。

炭団とは、炭から出てきた屑のようなものを集めて固めたものを指します。現代社会で炭団を使うようなシーンはほとんどないと思われますが、この言葉には生きていく上でのエッセンスが「ぎゅっ」と託されています。

即ち、人からは日常、弾かれたものであっても、その炭団が寒さで冷えた人々の体に暖を与え、命を繋ぐ役目をする・・・。日頃目立たないが、大変な局面でものすごい貢献をするという意味であり、まさに人間界における炭団は二黒土星であることを象徴していることになるでしょう。

また冒頭の地役(ちえき)とは、他人の土地を自分の便益のために利用することです。要は借地をして、何らかの仕事をやり続けて収入を得ていく様子を指し一番、二黒性を代表するものとして言挙げされることが多いです。

それでは以下にもう少し詳細に、二黒の特徴を述べて参ります。



 | 二黒土星の<毎日が祐気取り>


肉体労働,肉労,ビニールハウス,農村,農業,野菜,ガテン系
野菜を作るビニールハウスも、なかなかの肉体労働です

《二黒土星の先天的な特徴》
  • 黙々と尽くす
  • 受け身が身を助ける
  • 補佐役に徹する、さすれば引き立てを得る可能性も・・・
  • 肉体(からだ)を使って人のために尽くす(肉体労働など)
  • 内臓の働きや血液の循環
  • 無私の働き
  • 心の在り方を学ぶ


上司からの支持に明るく元気に「はい!」と答え、何でも率先して頑張りぬく、これは二黒の祐気の一つです。そのように補佐役に徹すると引き立てを得て、出世する可能性も出てくる・・・これもまさに二黒の祐気。日々の行動で、二黒の祐気を取り続けることは可能、そして人徳が自分のものとしてリターンして一階層、上がった人となる。まさに祐気に満ちあふれた生活になっていく、そういう素晴らしい星が二黒土星なのです。

ま  と  め

  1. 二黒土星は西南の方位を現す
  2. 二黒土星の基本構成・構造がある
  3. 二黒土星の炭団(たどん)なる象意は奥深く良い話である
  4. 二黒土星の象意の表を作りました
  5. 二黒土星はお水取りに行かずとも、日々の労働で祐気を取り続ける力がある

    何故か本日の記事作成中から、俳優の高倉健さんのような男のイメージが湧き出してきました。「不器用ですから・・・」何十年も前の健さんのセリフが蘇ってくるようです。二黒土星はしっかり人々の暮らしを守り、インフラ整備などに労を惜しまない・・・きっとそういう人たちが作り上げる社会は、気づかないだけでとても崇高なものが込められていると思います。
    お水取りの代わりに労働で祐気を取る・・・そういう無骨ながらも凛とした日本人の魂は、この国に脈々と連環し続けている・・・私は然様(さよう)に思います。本日もお読み頂き感謝です。


    この人生に、
    皆様との出会いに感謝します。  

    誠にありがとうございます。






    2013年8月3日土曜日

    一白水星と九紫火星は表裏一体

    一白,九紫,一白水星,九紫火星,南北,表裏一体,対極,30°,四正,方位簡略図
    南が九紫、北が一白、向きは対極、組織は酷似



    一白水星 の皆さま、そして 九星 の皆さま、こんにちは! 本記事ではまず、一白水星と 九紫火星 の方位における禁忌(きんき)事項について触れ、かつ 南への引越し についても御伝えさせて頂きます。

    一白と九紫は北と南の関係、表裏(ひょうり)一体 となっている関係性があり、なかなか難しい部分も横たわっています。とても大切なポイントですので、全ての九星の皆さま挙(こぞ)って、方位取りが一筋縄ではいかないことをご認識賜れば幸いです。また 印鑑 に関する問題や、 北方位祐気取り の好ましい影響等々についても記します。







     | 一白水星と九紫火星による 離 の作用について



    《九紫火星の象意には、 離別 や 離婚 を想定させられる 離 の作用がある》

    • 一白祐気を取り過ぎると、九紫の離の作用が働き、男女間の生活や交際に暗い影を落とす確率は高くなる
    • 結婚している人は離婚に追い込まれる危険性大となる
    • 交際している段階の恋人同士も、別離の危険性大となる
    • 危機は4年目、7年目、10年目に訪れ、恐らく離別する形となる
    • 上記の事柄は気学の定説であり、南の方位取りは特に気をつけるべしと伝えられてきた
    • 南ほどではないが、東と東北の取り方も慎重にすべし


      が一白水星、 九紫火星 で表裏一体。火のないところに煙は立たず・・・と言うように、火のないところに水は出来ず・・・ですよね。九紫の離の作用は強い力を有しますから、くれぐれも一白祐気の取り過ぎには気をつけましょう。



     | 印鑑について

    実印,銀行印,認印,象牙,黒水牛,朱肉,契約,印鑑証明
    やはり大人は良い印鑑を選ぶ必要はありますよね


    続いて印鑑についての定説を御伝え致します。


    《印鑑は九紫火星の象意》

    • 印鑑を押印する時間帯は、午前中が一番望ましい
    • 午前中に押印出来なかった場合は、午後の早い段階でつくべし
    • 最悪でも外が明るいうちに押印する
    • 夜に押印するのは一白性であり、要注意である
    • 夜に押印する時、間違った契約に対し、実印を使うようなことがあればとんでもないことになる危険性大

    印鑑はやはり、早めの時間帯に落ち着いて、押印することが大事です。



    |北方位祐気取り



    離の作用が大きくなる北方位祐気取り。大切な人を失う喪失感への怯えからか、なかなか踏み出せずにいる方も多いかもしれません。しかし問題は、一白祐気を取り過ぎなければいいのです。十分に自分の人生を拓く鍵ともなりますから、余りに怯え人生に対して消極的にならないようにすることも大切かと。少々の北方位祐気取りは断行して下さい。


    |北方位祐気取りの開運効果について


    • 人との触れ合いが多くなる
    • 仕事が発展し、規模も拡大
    • 経営者には特に必要
    • 人の協力を得る
    • 部下がよく働くようになる
    • 自身の腰も低くなり、和合の精神が育っていく
    • 沈着冷静になる
    • 的確な判断力がつく

    |五黄土星は相剋がネックに


    ただし 五黄土星 は北方位への転居は要注意です。何故なら九星気学の概要で御伝えした相剋の方位・水気への方位は北となるためです。土剋水(どこくすい)が広がり、相容れない状況となるので中途半端なスタンスとなってしまい、人生の無駄に繋がりかねません。



    |南方位への転居は複雑で難しい



    義経神社,義経,平取町,チンギス・ハーン,龍,御手洗,南方位の転居
    龍の御手洗い。鋭敏さが難しい気を祓って下さっています。

    気学では五黄土星の例のみならず、九紫火星以外の九星がへ転居するのは、通例一度どこかへ移動してから目的の南の地へ引っ越すべきと示されております。 方位変え をし、コスト、手間、時間をかけ、ストレスなどにも鞭打ちつつ引っ越すよりも、普通に目的地に入った方が如何に単純で楽かと思うことでしょう。

    ですが、どうしても南へ異動せざるを得ない場合の方策は、中継地点が吉方位になるように動く。最終的に吉方位になるよう目的地に入ることが、南への引越しの段取りです。


    • 転居した中継地点での生活は最低45日、普通は60日以上そこで暮らすこと要
    • 最上策は3ヶ月90日間中継地点で暮らして、大地に根を生やすこと肝要
    • そしてそれらの上で目的地に吉方位で入るのが理想的
    • タイミングが命である
    • 自己の強い意志がなければ、なかなか出来ることではない
    • 東南、西北、南への引越しは気をつけよう


    九星気学の一つ一つの星を順に学んでいくと、それぞれの関連性が理解できるようになります。困った時、迷った時、ふと悩みに駆られている時、気学の学びを活かして、メソッドを確認しながら歩んでいくと「ぽっ」と閃くものを感じ、そして具体的な自身の人生の指針が見えてくることでしょう。


    ま と め


    1.  一白水星(裏)と九紫火星(表)は表裏一体、九紫火星の力に 離 の作用があり、夫婦・恋人たちを離別させる要素を孕(はら)む、一白祐気の取り過ぎが原因とされる
    2.  印鑑は午前中、最悪でも明るいうちに押印すべし
    3.  北方位祐気取りをして運勢を上げよう
    4.  南方位への転居は直接入ろうとはせず、時間もお金もかけながらでも、吉方位から入るようにすべし

      本記事は何かいぶし銀のような面も発揮しだした一白水星、そして離の作用という驚くべき異能を放出した九紫火星、そんな感じを書きつつ抱きました。南方位への引越しがそれほど大変なものなのかΣ(゚д゚lll)、まさに「知らぬが仏」で、行き当たりばったり転居してきた自分も、きっと方災がたまりきっていることでしょう。

      その禊(みそぎ)が、これまでいろんな形態を通して「具象化してきたのかなあ・・・」と私も考える契機を頂きました。

      本記事では 一白水星と九紫火星 の相関関係をはじめとして、 の作用や南への転居が如何に大変なことであるのか・・・比較的重い話が多かったかも知れませんが御伝え許され、誠に有難うございました。

      この人生に、
      皆様との出会いに感謝します。  

      誠にありがとうございます。




      【九紫祐気】社会科の凋落ぶりに刮目(かつもく)せよ!

      九紫火星の皆さん、こんにちは! そして九星の皆さま、いつも応援ありがとうございます。本記事は余りにも問題が多すぎる我が国の義務教育について、気学的な見地から抽出(ちゅうしつ)し俯瞰(ふかん=高いところから見下ろし全体の状況を把握すること)してみたく思います。どうぞ、ごゆるりと考え...