2013年8月9日金曜日

土用の重要性と二黒土星の祐気について






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収穫に向かい、天高く突き進むイネ(長沼町)


二黒土星 の皆さま、こんにちは!
そして 九星 すべての皆さまもいつもありがとうございます。本記事は 気学 の中でも、非常に重要な期間と評される 土用 について、引いては二黒土星の祐気についても御伝えさせて頂きます。

春夏秋冬にも春のような夏のような、或いは夏のような秋のような、所謂(いわゆる)、季節の変わり目と言われる期間がありますよね。 帝王学九星気学を学び、ちょっとした祐気や剋気で生活状況が乱降下しかねない私どもは 土用期間 というものをしっかり把握しておく必要があります。(年によって一日の差異があります)

土用の期間について
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土用の盤

  1. 春・辰月 4月17日~5月5日
  2. 夏・未月 7月20日~8月7日
  3. 秋・戌月 10月20日~11月7日
  4. 冬・丑月 1月17日~2月4日
  5. 土用の丑の日 夏の土用期間中1~2日該当する日がある


  | 土用とは五黄中宮同様の剋気を持つ



土用といえば「夏の土用」期間内に該当する日にちが年に1~2日ある、 土用の丑の日 が特に有名ですね。これは「夏バテを乗り切るために うなぎ を食するべき」という古くからの食習慣ですが、その日にようやく土用を意識する人も少なくないと想定されます。人によってはうなぎを食べるための日と勘違いされているケースもあるでしょう。

土用とは土の中の状態が次の季節への準備期間となり、 四季の変化天地の変動 が顕著化します。大気も 乱気流 となり、天地の状態が不安定化するため思わぬ災厄に巻き込まれる危険性も持ちます。ですから土用の間は「きりっ!」と気をつけて暮らす必要があります。剋気の強さも盤が「五黄中宮」に入った時と同水準のレベルで非常に強いものがあります。


 | 土用期間の過ごし方


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子どものイノセントな瞳はいろんな乱れを見抜いている

でありますから、土用期間中の新規事は要注意となります。一方、整理整頓や片付け、清掃などは絶好の機会となり、土用が明けたらリフレッシュしたお陰でスタートダッシュ出来れば最高ですよね。土用明け後の準備を進めて置くこともとても肝要でしょう。



  |  象意・ 欲望 にも三通りの個性



さて土気には三つの星が存在し、九星の中でも一番多数派です。土気、土星といった土の気・共通のものはそれぞれに違った形の 欲望 を持ちます。、欲望といったキーワードは土星の象意にも当たっています。順を追って見て参りましょう。

  • 土気(土星)の象意に 欲望 がある
  • 二黒 健康に対する欲( 健康欲 )、生存し続けたい欲( 生存欲 )などで、自己の生命を存続させたいという欲である
  • 五黄  暴欲 (ぼうよく)とは放縱(ほうじゅう)に、無理にでも欲しいものを何でも奪い取ろうという荒ぶる欲である
  • 八白 分与される以上に自己愛で自分の分以上をも求める欲で、 強欲(ごうよく)と云う
  • 土気はもとより、九星すべての星は二黒土星の 健康欲 ( 生存欲 )を見習う必要がある


   | 秀でている二黒土星・その精神性 の高さ



この三つの欲の中で、最も人間らしく正当な欲望は二黒土星の健康欲(生存欲)です。自分(二黒)が生き続けて、今後も社会に貢献して、生まれてきた宿命を果たしたい、人間の欲望としては最高で崇高な欲望と言えるのではないでしょうか?

反面、暴欲や強欲のような荒ぶる欲は決して褒められるものではないですが、どんな人でも清らかに変化し得る可能性があり、「自己が目標や夢を持つために、欲心そのものは必要性がある」という事実を認識して頂くことは大切なのです。重要なのはバランスを保って自己実現のため、或いは二黒土星のように崇高な欲望にまで昇華(しょうげ)させるため、人間がそれぞれの境遇で抱く欲は、決して完全に否定されるものではないことを押さえておきましょう。


 |  二黒土星・数々の祐気


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二黒の祐気にはわが国平野部・土の匂いが伴う


内臓や血液はその人に生きてもらうために、一生懸命働いているのかも知れません。自分の意思と無関係に毎日働いてくれて、そのお陰で自分自身も生きている・・・それほどすごいことを内臓や肉体全般で処理されているのか・・・と。そういう現象に思いを馳せることが出来るのも二黒土星の祐気となります。

またその考え方こそが九星気学の本質であり、考え通りに明るく努力していると必ず人にお取り上げ頂ける=認めて頂けることにも繋がっていきます。徳を得ながら開運する道、それは 「急がば回れ」 です。実践者は必ず良くなって行きます。例えば何か人に頼まれた場合、無報酬でも親身になって働く、これも二黒の素晴らしい祐気です。

その逆の人は「報酬がなければやらない」、「交換条件次第でやる」というタイプです。今世はそちらのタイプの方が、主流派なのかも知れませんが・・・。
二黒土星は本来的に、体を張って勤労し金銭に対しては執着が少ないという美徳を有しています。人のためになることは率先して働く・・・そういう姿が人々から認められ、究極的には自分のお金として多くを頂くことになっていくでしょう。

また人を応援する時も二黒土星はギブアンドテイクで応援する、或いは交換条件を基に動くのではなく、自分の心から溢れ 奉仕精神 で尽くす傾向が強いため、その往還により益々、生成発展していく善循環のサイクルに入っていくのです。


ま  と  め


土用の重要性

  1. 土用は春夏秋冬、季節の変わり目に一定期間存在する期間
  2. 土用は天地ともに変動が強くなり、剋気の強さは五黄中宮と匹敵する
  3. 土用期間は新規事を避け、仕事上の片付けや整理整頓・清掃などに使うのが上策

二黒土星の祐気

  1. 象意で 欲望 とある土星(二黒以外に 五黄 八白)は、それぞれの欲望を持つが、二黒土星の健康欲(生存欲)は九星気学でも指折りの祐気である
  2. 自分の体が正常に動いていることに目が行き、感謝できるのは二黒の祐気
  3. 無報酬でも親身になって働く、親切さ
  4. 体を張って勤労し、金銭に対しては執着が少ない
  5. 人のためになることは率先して働く
  6. ギブアンドテイクや交換条件で応援し合うのではなく、真心で相手に奉仕できる


私どもが暮らすここ北海道・石狩平野には冬の度に毎年毎年、たくさんの雪が降り積もります。外の気温も郊外であるため、札幌市内と較べると10℃程低くなり、旭川や帯広などよりはまだマシなものの、なかなかの底冷えでぶるぶる震えて暮らしています。でもそんな真冬の道内の農家でイモを生産している皆さんは、随分前から低温で貯蔵すると糖分が増え甘くなることに着目しました。秋に収穫されるじゃがいもを、北海道の寒さの中で貯蔵させるものを「越冬じゃがいも」と呼びます。今では全国の流通網にも乗り、食品スーパーなどで大切に販売されています。

まさに寒さを逆手(さかて)にとった大戦略・・・二黒土星の実直さとそこから溢れる祐気は、「越冬じゃがいも」同様の美味みを醸し出しているとも言えそうです。


本記事では 土用 の重要性と 二黒土星の祐気 の素晴らしさについて記させて頂きました。如何でしたか?

この人生に、
皆様との出会いに感謝します。


誠にありがとうございます。





【九紫祐気】社会科の凋落ぶりに刮目(かつもく)せよ!

九紫火星の皆さん、こんにちは! そして九星の皆さま、いつも応援ありがとうございます。本記事は余りにも問題が多すぎる我が国の義務教育について、気学的な見地から抽出(ちゅうしつ)し俯瞰(ふかん=高いところから見下ろし全体の状況を把握すること)してみたく思います。どうぞ、ごゆるりと考え...