2013年8月6日火曜日

二黒土星の象意







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二黒土星・方位簡略図

 二黒土星 (じこくどせい)の皆さまこんにちは。
この記事では、 二黒土星の象意 、特質について御伝え致します。二黒土星の方はもとより、一つの事象から連環・循環する学問である九星気学は、他の星の方にも少なからず影響力を持つため、是非皆さまの目に、二黒土星を灼きつけて頂きたく思います。

二黒土星を五気で分類すると土に該当、九星気学で土は二黒のほかに五黄、八白と賑やかに三兄弟として存在しています。それぞれ非常に個性の強い兄弟星たちですから、しっかり一つずつ学び理解していきたいところですね。八卦(はっけ)の卦(け)は 坤宮(こんきゅう) 、方位は未申(ひつじさる)=西南にまたがり大きな位置を占めています。


後天定位盤,九星気学,坤宮,ひつじさる,太陽光,凶殺方位に注意
盤を見て位置関係等を学ぶ
大きな位置を占めているために、仮に西南が凶殺方位になっている時、誤って足を入れてしまっていないか、或いは西南が広いだけに違う凶殺方位に引っ掛かりはしなかったか等々の問題が浮上することもあります。ここでは後天上位盤を使って四正(しせい)四隅(しぐう)の違いなどを御伝えさせて頂きます。


《四正(しせい)四隅(しぐう)の違いとそれぞれの個性》
  1. 盤の、東・西・南・北は全て四正(しせい)である
  2. 四正が占める位置は方位ごとに30°ずつである
  3. 1以外の方位は全て四隅(しぐう)である
  4. 四隅が占める位置は東北、東南、西南、北西ごとに60°で、四正の二倍ずつ広い
  5. 一つの十二支で30°ずつ位置を占める


また八卦(はっけ)の坤宮(こんきゅう)の意味はとても素晴らしい印象を漂わせます。

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坤宮(二黒)の卦は大地に燦々と降り注ぐ太陽光を意味する


上の坤宮の卦をご覧下さい。全部中間で切れ、一本が半分ずつになっています。これは太陽の光が切れている空間」を貫き、大地に自然の恵みを最大限に注いでいる様相を示しているものです。天が太陽の気を下に通し、大地と同義語と申しても差し支えない二黒に恵みを存分に与えている・・・皆様におかれましても、とても良い印象やイマジネーションが沸々(ふつふつ)と湧き上がってきたのではないでしょうか?


|二黒土星の基本構成・構造



星・・・土星

色・・・黒色

十二支・・・未(ひつじ)、申(さる)

十干・・・戌(つちのえ)・己(つちのと)

時刻・・・午後1時~5時

方位・・・西南、卦では坤宮(こんきゅう)

素数・・・5,10

五臓・・・脾臓(ひぞう)

五元素・・・炭素

四季・・・秋(小暑~白露)の間まで


・・・等々

目に見えないものが形となることを象意と呼びます。ここで二黒土星の象意を見て参りましょう。



|二黒土星の象意


  • 地役
  • 母親
  • 営業
  • 遅鈍
  • 健康欲(欲望の一)
  • 脾臓
  • 消化器
  • 敷布団
  • 右手
  • 奉仕する
  • 地球
  • 土地
  • 甘味
  • 妻、配偶者
  • 無(む)
  • 夜、晩
  • 柔順である
  • 国土
  • 古いもの
  • 粉末状のもの
  • 腹部
  • 炭団(たどん)       等々

一番最後の炭団(たどん)について詳しくご説明致します。

炭団とは、炭から出てきた屑のようなものを集めて固めたものを指します。現代社会で炭団を使うようなシーンはほとんどないと思われますが、この言葉には生きていく上でのエッセンスが「ぎゅっ」と託されています。

即ち、人からは日常、弾かれたものであっても、その炭団が寒さで冷えた人々の体に暖を与え、命を繋ぐ役目をする・・・。日頃目立たないが、大変な局面でものすごい貢献をするという意味であり、まさに人間界における炭団は二黒土星であることを象徴していることになるでしょう。

また冒頭の地役(ちえき)とは、他人の土地を自分の便益のために利用することです。要は借地をして、何らかの仕事をやり続けて収入を得ていく様子を指し一番、二黒性を代表するものとして言挙げされることが多いです。

それでは以下にもう少し詳細に、二黒の特徴を述べて参ります。



 | 二黒土星の<毎日が祐気取り>


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野菜を作るビニールハウスも、なかなかの肉体労働です

《二黒土星の先天的な特徴》
  • 黙々と尽くす
  • 受け身が身を助ける
  • 補佐役に徹する、さすれば引き立てを得る可能性も・・・
  • 肉体(からだ)を使って人のために尽くす(肉体労働など)
  • 内臓の働きや血液の循環
  • 無私の働き
  • 心の在り方を学ぶ


上司からの支持に明るく元気に「はい!」と答え、何でも率先して頑張りぬく、これは二黒の祐気の一つです。そのように補佐役に徹すると引き立てを得て、出世する可能性も出てくる・・・これもまさに二黒の祐気。日々の行動で、二黒の祐気を取り続けることは可能、そして人徳が自分のものとしてリターンして一階層、上がった人となる。まさに祐気に満ちあふれた生活になっていく、そういう素晴らしい星が二黒土星なのです。

ま  と  め

  1. 二黒土星は西南の方位を現す
  2. 二黒土星の基本構成・構造がある
  3. 二黒土星の炭団(たどん)なる象意は奥深く良い話である
  4. 二黒土星の象意の表を作りました
  5. 二黒土星はお水取りに行かずとも、日々の労働で祐気を取り続ける力がある

    何故か本日の記事作成中から、俳優の高倉健さんのような男のイメージが湧き出してきました。「不器用ですから・・・」何十年も前の健さんのセリフが蘇ってくるようです。二黒土星はしっかり人々の暮らしを守り、インフラ整備などに労を惜しまない・・・きっとそういう人たちが作り上げる社会は、気づかないだけでとても崇高なものが込められていると思います。
    お水取りの代わりに労働で祐気を取る・・・そういう無骨ながらも凛とした日本人の魂は、この国に脈々と連環し続けている・・・私は然様(さよう)に思います。本日もお読み頂き感謝です。


    この人生に、
    皆様との出会いに感謝します。  

    誠にありがとうございます。






    【九紫祐気】社会科の凋落ぶりに刮目(かつもく)せよ!

    九紫火星の皆さん、こんにちは! そして九星の皆さま、いつも応援ありがとうございます。本記事は余りにも問題が多すぎる我が国の義務教育について、気学的な見地から抽出(ちゅうしつ)し俯瞰(ふかん=高いところから見下ろし全体の状況を把握すること)してみたく思います。どうぞ、ごゆるりと考え...