元気いっぱいに躍動する星・三碧木星について、書かせて頂く段となりました。
三碧木星が内蔵する基本構成、代表的な象意も挙げて三碧木星の基本を学んで参りましょう。三碧木星の方、大切な人が三碧木星にいるという方、或いは三碧木星の人が苦手だ・・・という方などいろんな立場の方がいらっしゃることでしょう。どうぞごゆるりと読まれていって下さい。
【三碧木星の基本構成、構造】
・星・・・木星・色・・・碧色(青)
・十二支・・・卯
・十干・・・甲(きのえ)、乙(きのと)
・時刻・・・午前5時~7時
・方位・・・東(震宮)
・素数・・・3、8
・五臓・・・肝臓
・五元素・・・酸素
・四季・・・春、啓蟄(けいちつ)~清明(せいめい)の間まで
【若々しさの東方位】
まず方位の東(震宮)はとても若々しい気を発します。朝焼けと共に太陽の光が、最初に地球に当たるのは東方面ですから。現在の日本で最東端は北海道根室市、納沙布(ノサップ)岬が該当し、元日は初日の出で大変賑わいます。朝は一日の始まりであり、時刻の午前5時から7時も三碧木星の基本の一です。 ※註・日本国最東端はロシアに今も尚、不法占拠されて久しい北方領土であることを強調しておきます。【強い色彩の碧(あお)】
次いで色の碧(あお)について。国語などでよく聞く言葉で紺碧(こんぺき)というのがあります。紺碧とは黒ずんだ濃い青色を指します。ここでいう碧は海の色のことですが、海の色も場所によって大きな違いがありますよね。さらっとした透明に近い色もあれば、青々しく強い色彩を放っている色もある。碧は後者に該当します。本来的に海水というものは透明なのですが、碧になっているエリアは海水の深度があり、透明な束が折り重なって非常に濃い青色を発しています。それが三碧の碧(青)であります。
【十干(じっかん)と十二支】
十干では甲(きのえ)が陽の気で兄、乙(きのと)が陰の気で弟。毎年度、干支(十二支)が循環していますがきのえの「え」、きのとの「と」、を接合すると、えと、となり漢字を当てて、「干支」となって今に至っている訳です。【三碧木星の干支は卯(うさぎ)】
その干支はというと三碧木星はうさぎ(卯)に該当します。私自身うさぎを飼育した経験等、全くなかったのでお恥ずかしながらこの歳になるまで知らなかったのですが、うさぎはバック(後退)は全く出来ない動物なんですって(^^;うさぎは体躯(からだ)や前脚に比して、後ろ脚が非常に長いので後退不能、前進あるのみの特殊なスタイルになっているということです。その際は東の方位を進歩、躍動して成果を上げるという非常に活発な、冒頭に記した通り元気いっぱいの星ということができるでしょう。
ではここで三碧木星の象意を記します。
【三碧木星・数々の象意】
・前進・進歩
・発展
・顕現
・雷鳴
・青年
・虚(嘘)
・火事
・欺瞞
・詐欺
・肝臓
・地震
・津波
・振動
・創始
・声
・発明
・長男
・流行
・騒ぎ
・驚き
・電気
・音楽
・クシャミ
・・・等々
【一部の三碧木星の象意】
ここで三碧木星の象意の中から、三点ほど象意をピックアップしてご紹介致します。三碧方位に赴く際の注意点として、或いは人に会うためになど、一部の三碧木星の象意を把握していきましょう。欺瞞(ぎまん)・・・
疑ったり、人を信用できなくなったりと対人的に欺瞞の念が強まると同時に、自分の心の声すら欺(あざむ)き騙(だま)す自己欺瞞に陥る状態を指す。
声・・・
そもそも声は自己の体内から出て来る振動や波動が、声帯を通して声になる。三碧祐気として歌が上手くなったり、人に物事を伝える力が増強すると言われる。
顕現・・・
本命星が三碧に同会、または東に回座する時は、過去の秘密が明らかになる。ひた隠しにしていたことが表面化する。男性は職業面で祐気が、女性は良縁を得て生涯の発展を見る。悪い意味のことだけが明らかになるわけではない。どちらかというといい意味で顕現することの方が多いとされる。年盤で東に出た星の当該者は、今までの人生になかったいろんなことが顕れてくる。
気学的には顕現することに対して「それで良い」と評価する向きが強い。それが気付きの第一歩と見、自己変革のタイミングになると教えている。また発展に向かう努力の日々の中で引き立てを得る可能性も高い。
青年、長男・・・
これらの象意は、自分の子どもへの教育として、東の祐気を取るとしっかりした独立心の強い青年に成長する可能性が高いと見られている。青年はどんどん旅をして、自己を錬磨することはとても大切である。
ま と め
・その1.三碧木星は東方位で毎日、一番早く太陽の光が到達する故、若々しい気に満ちている・その2.海水は深い部分ほど色が濃くなるが、まさに三碧の碧(あお)はそれに類する色である
・その3.三碧木星の基本構成、構造からは春のうららかな野山のように、相対して躍動感も溢れる印象もある
・その4.十干と干支には密接な関係がある
・その5.干支の卯(うさぎ)は前進あるのみの元気印
・その6.気学的に顕現するということは、自己変革を通じ新しい自分が顕れてきたという良い意味で解釈される
・その7.青年は独り立ちの旅に出よ!
『編集後記』
「うさぎはバックできない」こともを知らずに生きてきたのか・・・と思うと何故か「ふっ」と笑えます。いきものがかりはやっぱり必要な教育手法ではあるな、とも思えます。振り返ってみると私も、幼年期や少年期は「動物園の飼育係」を夢見て生きていたんですよ。それくらい動物が好きだったわけですが、でもよく考えると、バックが得意な動物というのもそんなにいないかも知れませんよね。
飼育係の夢ははかなく消えましたが、少年の頃というのは本当にいろんな者になりたくて、日替わりで夢がコロコロ変わったものです。皆さまにおかれましては如何あらせられましたか?
この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。