土壌肥沃な大地が広がる北海道の農村地帯 |
本記事では二黒土星の特徴をさらに掘り下げて、多くの事柄について詳報させて頂きます。 土壌肥沃(どじょうひよく) な二黒の気、本記事も二黒の象意に従って、 奉仕精神の在り方 や 母親の心 と二黒土星の関連性などについても記していきたく思います。
奉仕とは何か? 辞書によると奉仕・・・1仕えること、2品物などを安く売ること、3国家・社会など他のために私心を捨てて尽くすこと・・・とあり、私ども気学を学ぶ者には3の意味が一番近いと思います。私利私欲を貪(むさぼ)る者、自己中心的で視界に「愛の心」が無い者にはならぬよう、九星気学の学びで徳をどんどん積み上げていきたいものですね。
奉仕とは?寄付とは?
結果、徳のあるものが多くを制す |
- 人に頼まれたら、快く身を挺する者でいよう
- 嫌々やらないことが大事、謙虚さを忘れるなかれ
- 犠牲(献身)的行為は祐気となり、徳に帰一する
- 最も尊い徳は 陰徳 である
日本人の徳とは、アピールしない奥ゆかしさが美しい・・・とするスタンスです。その国民性こそが東日本大震災時の秩序正しい日本人に対して、海外から絶賛されたモラルの高さに続いていると言えるでしょう。
最も尊い徳は陰徳である ・・・この心を自分にたたきこみ、世間に虚栄心をひけらかす精神は徐々に陶冶(とうや)していかねばなりません。また陰徳を心掛けて生きると心豊かに、多くの人に愛される人間へと昇華(しょうげ)していく可能性が高まっていくのは必定。その人には益々すごい力が付与される可能性も高まります。
反面、愚痴、そして何かとぺらぺら喋(しゃべ)ることは非常によくありません。愚痴は気学的に判断すると、厳禁と見倣されるくらい、運命にとって悪い影響を与えます。七赤の剋気でもあり、金運を失います。喋りは三碧(さんぺき)の剋気として、自分が虚しく空っぽになってしまう危険性を帯びます。両方の剋気はなかなか恐ろしいものがありますので、この記事を読んだ契機に(私もこの記事を書いた契機に)愚痴も非生産的なお喋りも卒業してみるよう努力を開始してみましょう(^.^)。
それでは以下に二黒土星を構成する価値観を見ていきます。
|母の愛も二黒土気に繋がる
- 母の子に対する深い愛情
- 報酬を求めず、与えて止まず⇒坤(未申=ひつじさる)の道
- 坤宮(こんきゅう) は母、妻、老婆の位置
- 坤(こん)の祐気=坤徳(こんとく)の女性は、良妻賢母 見るからにしっかりしていて頭脳明晰
- 平穏・安泰な生活、幸せな生涯となる
|二黒土気にまつわる数々の因縁
- 坤宮を通俗的に 裏鬼門 という(東北は表鬼門)
- 裏鬼門は二黒土気の支配下、西南の方位
- 昔は大変、恐れられた
- 故に寺社をそれらの方位に創建させ、国を守った
- 徳川家康 ・・・積極的に東北、西南両方面にかけて寺社建立を推進
| 地球・国土・大地と二黒土星
一個人の不動産から国家間の諜報まで観られる先天盤 |
先天定位盤では 太陽 を 六白金星(= 天 )として、地球を二黒土星(= 大地 )として見てきました。二黒土星(=坤宮)の祐気がある人は自分の土地を所有するに至ります。不動産が欲しいならまず人に尽くすこと。
ここでもその第一歩は、 地役 に尽きます。人助けを繰り返していると人様の中で、安定的な人気を得ることになり、いつの間にか自分の土地を得る或いは購入する金額を得ていることに気付くようになるでしょう。結果的には金運がついていることに自分自身が気づくことになります。さらには「常に平等な精神を保っている素晴らしい人だ」と言われるほどの人格者へ昇華していきます。
反面、剋気を摂取してしまっている人は鋭気が衰え、営業不振に陥りやすくなります。やがては不動産を手放す破目(はめ)になる。二黒土星が悪い方位を取ったら、まずこういった方災に襲われる危険性が高いので要注意です。
また究極的に二黒土星(西南)の方位で先天定位盤を見るのは、自国や他国の国運、国土の状態を見るというまさに 帝王学 としてのものすごい活用方法にも通ずるものがあります。 きっと日本や支那の連綿と繋がってきた歴史には、気学の粋が貫き通されているのでしょうね。
本記事でも強調させて頂いた陰徳。「一白水星」の開運についての記事でも取り上げさせて頂いております。気学では非常にプッシュされる機会が多いのが陰徳です。しかし悲しいかな、現代人の心は即物的な面も強く持ちあわせているので、陰徳を積むような、緩やかで穏やかな想念を持って行動する ことはなかなかむつかしいと思います。
心に栄養を与えるために、そして何より祐気を取るために、まずこの日常からどんな徳を積めるだろうか・・・、お茶でも飲みながら陰徳に思いを馳せ、最初の第一歩を踏み出す計画を立てるのも、なかなかおつなものだと思いました。
本記事では二黒土星の犠牲(献身)的行為は祐気取りになること(奉仕や陰徳)、母親の子に対する愛の普遍性や不動産に至るまで多岐に渡り書かせて頂きました。
この人生に、 皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。