二黒土星 の皆さま、こんにちは。ほかの 九星 の皆さまもご訪問頂き、有難うございます。本記事は二黒土星が生きる下地にまず土があること。そして私たち人類が暮らす陸地には、蒼茫(そうぼう)とした大地が形成され、その対極には燦々さんさんと輝く太陽があること。偉大なる天(偉大なる何か)すらも存在することに思いを馳せて頂ければ、とても大きな世界観をつかむことにも連環していくと思います。
この記事では 先天定位盤 をよく使います。以下をご覧くださいませ。
先天定位盤 |
後天定位盤とは違い、中宮はあるものの先天の盤にはどの星も入りません。そして一番南に位置する六白金気を先天盤では 天 として捉え、対極の二黒が 地 とみなされます。
それではここで天(六白)と地(二黒)を比較し、相対的な構造を学んでいきましょう。
《先天定位盤から見る 天 と 地 の相対的比較》
天(六白金星) (二黒土星)地
乾の方 坤の方
父 母
君主 臣
忙しい 暇
男 女
上 下
公 私
親 子
円 角
大 小
剛 柔
太陽 地球
権利 義務
主人 妻女
命令 服従
教師 生徒
社長 社員
心臓 胃腸
資本家 労働者
地上 地下
公道 路地
頭 足
昼 夜
多くの人々は 天 (六白金星)の側に行きたがると聞いています。ごもっともなリアクションですよね。しかし天の部分だけで、世の中の要素が構成し切れることは有り得ません。上を支えていくには必ず基礎、ベースが必要。一例を挙げるなら若年で入社し、平社員から始まり自分から役職の座を毎年求め続けて、そして仮に役職を得たとしてもそれは砂上の楼閣のようなもの。管理職の苦労を知らずにそれを理解しないで、権力を求めてもいいようにはなりません。九星気学の組織には常に相反する意味もあることを認識しましょう。
二黒土星 ・地 に対してちょっとしたネガティブイメージがあるのではないか?という意見も強いようです。しかし、焦点を人々の本質に合わせれば、厳然たる事実として天=六白は命令を下す役回りで、将来は社長候補になるという可能性が存在します。是非、六白金星の人は社長になることを目標に向かってみて下さい。
またいずれこのブログの読者様お一人でも鑑定士になったり、掌(てのひら)で遁甲が出来るようになり、誰かにアドバイスする局面もやがては来ると思うので《先天定位盤から見る 天と地 の相対的比較》、ここまではしっかりと頭に入れておく必要性があります。
|二黒土星の本来的行動、そして何より親孝行
明治天皇行幸の地・御前水(苫小牧市) |
孝行 ~子どもが親のために尽くすことは素晴らしい。しかし今の風潮は完全に狂っています。何が問題でそして何がバランスを崩しているのか―辿っていくと、親孝行ならぬ「子孝行」が人々の間で蔓延(まんえん)していることに気づきます。学費を初め、学校関係で必要なお金、ケータイ料金、友達と遊びに行くお金、など諸々の予算は各家庭の家計を大いに圧迫している筈。気学で大切にするのは言わずもがなですが、親孝行こそ子の役目です。
自分を産んでくれた・・・そのことに対し親孝行という形で真心を尽くし、やがてはあの世に旅立つ時、最終的には、喜んで逝って頂けるようにするのが子の勤めと言えましょう。
| 義や信に生きる美しさを知ろう
市内の地役が管理するクロフォード公園(三笠市) |
義~人のために地役(ご奉仕)を頼まれたら「ハイ、喜んで!」と勤める。二黒土星にとっては特に、この地役をすることが極めて重要となります。それは後々、大きな信用を得ることに繋がっていくと考えられます。
信~逆に他人が自分に地役してくれようとしている場合、義がないと信にならない、反面、義があれば信もある。だからこそ、その場合は、まず自分からやらせて頂く。地役してもらいたがる想念は剋気になってしまいます。
| 順(したが)うの心・五箇条(二黒土星の生き方)
- 地球は太陽に順ずる
- 水は上から下へ流れる
- 自らを主体とせず、人に従って行動する
- 従うとは隷属(れいぞく)ではなく二黒土星にとても重要である、謙虚な心を抱き続けることをいう
- 自分の上に長を得て、その命により行動するのが向いている
以前、タレントの渡辺徹氏が奥さんの郁恵さんとテレビに出た際に、スーパーマーケットに足繁く通っていることを話していました。司会が「なんでそんなにスーパーについて行きたいの?」と行った際、「行かないわけがないでしょう、あんな楽しい場所!」と叫んでいるのを見ましたが、実は私もそういうタイプなのですごく理解できました。本当にスーパーは楽しいし、心が多少豊かになるような気がします。男は外で戦って還ってきた時に嫁さんが最高の笑顔で、そして好物をたくさん作っていてくれていると、本当に心から愛が満ちるものです。
二黒土星の祐気はまだまだありますので、逐次レポートさせて頂きます。本日はどうもありがとうございました。
この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。
Written by Takuma Kiyooka