刃物全般を九紫と見ることから始まり、警察沙汰、裁判沙汰全般を九紫とするところまでなかなか強めの剋気が集中している感のある九紫火星。また南の凶家相は艮(東北)方位からの影響を受ける上に、後天定位盤で対局となる一白水星も九紫の顕現化現象によって、今まで一白の祐気で隠していたことが明るみに出る可能性がとても強いので、要警戒。
【口上と南の凶家相】
- 気学では九紫火星の特徴として頂点、尖(とが)る、刃物を九紫とするという部分がありこれは九紫の剋気としてカウントされる
- 「こいつめ、死ねぇ!」、「この馬鹿者、三途の川まで俺の刀が送ってくれるわ!」いわゆる斬り合いの口上は鬼気迫る剋気
- こういった口上には互いが互いの生命を断たせてやるという凄まじい殺気が含有されており、お互いの心象・感情に非常によろしくない
- こういった口上に至るまで関係を悪化させる前に、まずは相手の話を受け入れることが肝要である
- 南の凶家相は艮(東北)との相関関係がつきまとう
- 人間関係が悪い、眼が悪い、頭が痛いなど首から上の障害が主訴(しゅそ=患者が最も強く訴える症状)となる場合、人間はどうしてもけなしたり、暴言を吐くことが少なくない、これも九紫剋気の一。
【まとめ・南の凶家相】
- 南方位の欠けは凶家相
- 南にトイレ、流し、風呂などの水場は凶
- 家相の艮部分の使い方も同様に影響する
- 南は火気が充満している
- そのため南方位には水場は相容れない定め、南に水場はNG
「ああ、確かに四年前にあんなことやったな!」 現象として顕現化してくる四年目、今起きている貴方にとってのトラブルはその時の剋気が現象化し始めたということを踏まえましょう。
【本命星南回座で諸事が表面化する】
一白から八白までの本命星が南回座し同会すると、各星とも今まで隠してきたことが明るみになり表面化してきます。九紫火星は五黄中宮年に確実に南に在り、対局には一白水星が入ります。北は秘密や口外できないようなことを隠す作用がある反面、秘密保持のために一白祐気を取りすぎると顕現化現象が発動しやすいということできるでしょう。南方位に引っ越すとたくさんの隠し事が一気に放出してくる危険性もありますので、秘密を保持したい方は十分にお気を付けて下さい。【九紫由来の公難・争いごとも少なくないです】
公難(こうなん)とは文書や印鑑、保証問題を始め「書類上のミスから公難に遭う」、或いは「火難・海難事故に遭う」、特に病気に注意せよといった多岐にわたる意味を持つ用語です。- 争いが激化し警察沙汰、裁判沙汰になる
- 契約すべきではない相手であったり、契約書に不備があるものに、印鑑をついてしまうことなど失敗が重なる
- 裁判沙汰も印鑑押印についても運がないことを指す
- 様々な損害を受ける
- 訴訟リスク増大で刑事事件に発展するリスクが高まっていく
- 戦争・・・究極的な公難であり、国家間における最大水準の剋気と言えよう
ま と め
- 歌舞伎などで、現代にも繋がる切り口上を有するのは九紫剋気の顕れ
- 南の凶家相は艮(東北)との相関関係がつきまとう
- 人をけなしたり暴言を吐くことなども九紫剋気の一
- 東北の凶家相、南の凶家相と凶家相の問題が折重なっている
- 首から上の病気は九紫剋気
- 本命星南回座で隠し事が表面化しやすい
- 後天定位盤の五黄をはさんで対局にあるのは一白水星、九紫の顕現させる力が一白の隠す力と相剋しあう
- 書類ミスから戦争に至るまで九紫由来の争いごとはとても多い