順調な星回りで来ていた七赤金星ですが、体の面では腎臓病というきつい意味も出てきます。なぜ腎臓病の要素が七赤に絡むのか、それは家相という<家の中における重要な方位>で特に西方位での欠けがあった場合、それらが不幸現象や剋気をもたらしている要因である確率が高いからです。家相も奥が深い学問、九気と共に学んでも損はしません!
【七赤のウィークポイントは腎臓】
- 家相における西の欠けは腎臓と血圧そして気血(=きけつ、人体内の生気と血液。漢方で、経絡=けいらく)の内外を循環する生命力の源とみなされるものにも悪影響を及ぼす
- 全体的に体の機能が停滞していく
- 腎臓病の合併症は脳卒中、各種血液病など厳しい病気や様々な病気に連環するため非常なる注意が必要
- 家相とはその家に住む者全員に吉凶の影響が非常に大きい
- 家相の学習はとても奥深いので、それを知るのと知らないのとでは、根本的に生活の豊かさが変わってくる
【腎臓がやられる前に吉相の家相!】
家の中心から西に30°の範囲が重複するかのように窪んでいる住居を、家相では西の欠けと呼び非常に剋気的な建物として忌避(きひ=嫌って避けること)されてきました。西の欠けを放置していると、前項でご説明させて頂きました腎臓病やその合併症に陥り苦しむ危険性を帯びますので、早急な改修が望まれます。何せ家相はそこに住むすべての家族らの吉凶に影響が出るので対策は早ければ早いほど良い。しかし絶対に忘れてはいけないことがある。リフォームや改修の際、今まで断言してきた通り住みながらのリフォーム、改修は自分の体を傷つける自発的な剋気を呼んでしまうのでそれもまた十分な注意が必要となります。【西の欠けによって起こる問題をここで一度整理します】
- 経済面=金回りが非常に悪くなる
- 健康面=腎臓病を中心とした合併症などを中心に、大病する危険性高し
- 禁忌事項に引っかからないよう細心の注意を払って、西の欠けを確実に直す
- 応急的な対症療法としても、西方位という吉方位を積極的に取っておくことも重要
- 西の欠けに対する抜本的な解消法は、西の張り出しを構築し、欠けを解消することが一番大事
- 運気の変化に伴い、金回りが復調、全体的に運命が回復してくる
【あなたの帰る家の居心地はどう?】
九星気学が万物万象に効く方位学であるなら、家相は家の中、周囲と限られた空間においても東西南北の祐気・剋気がクロスして、生活に根ざしたいろいろな変遷を見られる、これもまた重要な学問です。家相を極めて行くと、家の中にある宇宙のようなものについて気付きを得、方位の重要性を九星気学同様知るに至ります。特に自宅という自身の港のような本来的に体や心を休める筈の拠点がどのようにまとまっているのか、これは次の漁に向かう前の船乗りなら「より安定的で気楽に過ごせる空間が必要となるのは当然である」と言えるでしょう。ま と め
- 七赤金星は金運の星、幸運の星と祐気ばかりが着目されがちだが、決して剋気なく幸せ一辺倒の星ではない
- 七赤金星の肉体的弱点は腎臓
- 場合によっては剋気強い合併症も発生し、苦しい命懸けの闘病ともなる
- 西方位という吉方位を積極的に取っておくこともとても重要になる
- 家相も九星気学と一緒に学べば、鬼に金棒の気学的知識を得られる