四緑木星の性格の中でも困った部分があります。それはとても頑固であり、時に非情に徹して人間関係を切る、冷徹さをも持ち合わせていることです。しかし気学に通じている者同士、お互いの弱点は補完し合い協力することで乗り切る姿勢は大切。また五行の因縁で四緑木星と九紫火星は縁深く、その関係で四緑は神に通じる力を有すると言えるでしょう。
それではどうぞご覧下さい。
【四緑木星の性格(混迷篇)】
・四緑木星の内面は堅実で意志堅固である・時に大変な頑固者として振舞う傾向がある
・四緑は全九星の中でも相当な頑固者であると言える
・更にはその頑迷(がんめい)さが仇(あだ)を為(な)して偏屈(へんくつ)になってしまうきらいさえある
・四緑が悪いサイクルに入りこむと怒っている対象に「気にいらない」と縁を切り、新たな代わりになる人を探し始めるという悪癖がある
・四緑はまず落ち着いて、自己撞着(じこどうちゃく=自分で壁に突きあたること)の迷路から抜け出す努力が必要になる
その際、周囲にいる九星は大なり小なり四緑木星にはお世話になっていることを踏まえ、心の鍵を開くような優しさで救ってあげることも肝要となるでしょう。四緑に限らず、全九星の間でそれぞれの星の弱点を知り、補い合って協力したり応援しあうことはとても大切になります。その試練を超えた双方は人間関係上、また一段階高い水準での交流が出来るようになっていくことでしょう。
【木生火の相生関係ゆえに、四緑は神にも通ずる】
五行思想の中で木生火(もくしょうか)は、木は燃えて火を生むという相生(そうじょう)関係にありますよね。故に九紫火星と四緑木星はとても縁が深い繋がりがあります。九星で一番偉大なる力、要するに神との因縁が濃い星は九紫火星ですが、その九紫と非常にゆかり濃き四緑は神との縁を結びやすい生まれであり、そもそも神と交流する力が付与されているのです。【正しく生きれば神は全九星に幸せを与える】
神との交流が許される四緑は想念で神と繋がり、自分の大切なものや思いを伝えられるという能力を内在していると見られます。自分で正しく生きるための道筋を作ると、神が応援して下さり後押しもされます。ここから先は四緑木星に限らず全ての星に言えることになりますが、天地自然の法則通りに生きていれば九星気学を知っていても知らなくても、幸せな人生を生ききることが可能になるのは間違いないところでしょう。【天地自然の法則を絶えず思い返す】
今一度、天地自然の法則を御伝えします。「道=天に順(したが)う者は栄え、天に叛(そむ)者は滅ぶ」
人間は生活の中で、行く方位により影響を受けることは避けられません。その現象の中で上手に生きるコツとして、例えばサーフィンのようにいい波がきたら衒(てら)いなくパッと乗ることが何よりも肝心。その行動こそが生成発展に繋がって行くのです。
逆に波が来ない時は待つこと。行ってはいけないところには行かないのが肝心。その間、自分を見つめ直し、高い精神性を具有できるよう精進することがとても大切です。
自分の人生を大きく拓くチャンスになるのは、天に順った時。なかなか難しい部分もありますが、それを学び知悉(ちしつ=知り尽くす)した上で波に乗るのが最上策となるでしょう。
「運=人の吉凶は動きより生ず」
何もしなければ何も起こらない。だが今こうしている間にも人間は確実に死に向かって進んでいる。であればこそ、自分の生まれた意味や使命を知るべきだ。我々は自分にしか出来ない与えられた使命を遂げる必要がある。そして人のために尽くす。そうしなければ(動かなければ)生きている甲斐がない。気学を学び正しく実践することが自分のためであり人のためである。そして結果的にその労苦は自分に祐気としてリターンされてくる。以上が気学の思想における骨子(こっし)と言えましょう。ま と め
・1.情緒的に安定しているように見られる四緑木星の性格にも、頑固すぎるという意外な盲点が存在する・2.四緑が迷走している時は、周囲の九星が手助けすることが重要になる
・3.木生火の相生関係を基に、九紫火星と四緑木星はただならぬ良き縁がある
・4.四緑木星は本来的に神と交流する潜在能力を具有している
・5.四緑は正しく生きるための道筋を作ると、神が応援して下さり後押しもされる
・6.全九星に渡って言えることとして「天地自然の法則」に順(したが)い生きていけば、労苦もやがて報われる
『編集後記』
「神」と書けば「おい、それ宗教じゃねえの?!」と脊髄反射(せきずいはんしゃ)する人が今の世の中、多すぎます。新興宗教やカルトのような手合いと九星気学の次元は根本的に違います。九星気学は4000年もの歴史を誇る人間哲学であり、古今東西において最強の方位学と言えましょう。このブログでも偉大なる力、とかいろんなニュアンスで御伝えすることもあります。この大宇宙を何者が創造し、どのように運営されているのか・・・。簡潔にそれを言い表す言葉が、現時点で他にないので「神」と書く以外手がないという側面もあり、その旨ご理解頂けますと有難く思います。以上を持ちまして四緑木星についての御伝えを終わらせて頂きます。有難うございました。この記事では四緑木星の運命・2として書かせて頂きました。如何でしたか。
この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。