2013年10月22日火曜日

五黄剋気の季節・土用について1

五黄土星の皆さま、こんにちは! 全九星の皆さま、本日もご参集下さりありがとうございます。本記事は五黄以外の他の星における四季(季節)、例えば一白水星なら冬で大雪(たいせつ)から小寒(しょうかん)まで、四緑木星ならば夏で清明(せいめい)から芒種(ぼうしゅ)までとなっている部分に当てはまる五黄土星に付随する土用(どよう)と云う特殊な期間について書かせて頂きます。

土用は四季の節末・約18日間にまたがって春夏秋冬で一回ずつ、計四回にわたり訪れる五黄土気が天地を支配する期間を指します。次の季節への準備期間に該当しますが五黄性が強く、十分に気を付けて過ごすことが大切となってきます。特に新規事や設備投資、結婚などに対し剋気が作動されることが多いので、軽はずみな行動は慎む必要がありそうですね。





【土用期間の基本構成】

まず他の九星では四季を構成する一部の時期一つが割り当てられていますが、五黄土星にはそう言う意味での割り当ては皆無です。以下、独自の構成を示す土用について表にまとめていきますので、どうぞご一緒に目で追いながら確認していきましょう。
[土用とは?]
・次の季節への準備期間に該当する
・土用期間は五黄土気が強く発生し、五黄性が旺盛に働く時期となる
・地中で大規模な変化作用が起きる
・大気は乱れ、乱気流が盛んに発生する、飛行機のパイロットも操縦に苦労すると云われる
・土用期間は一年に四回、春夏秋冬(しゅんかしゅうとう)四季の変わり目に(大体)18日ほど存在する
 


【土用の該当期間】

それでは気になる土用期間を記します。
・春 4月17~5月5日
・夏 7月20~8月7日
・秋 10月20~11月7日
・冬 1月17~2月3日
時折、年によって多少の差異が発生する場合もあります。
 


【土用の特徴を確実に踏まえる】

さてここで大きな問題ですが、土用が年に四回あるということを知る人はこの世にたくさんいらっしゃるでしょうか? 答えは「NO」で私ども九星気学を学ぶ者を除けば、特に土用の有無を気にせず生活している人が多数派と見ることが出来ます。土用の存在そのものも知らない人が多く、極端なことを云えば「そういえば夏場にうなぎを食べると良いとされている日があったかな」くらいの把握で生活している人がとても多いのではないかと思われます。残念な話ですが、それだけ気学を知り、気学の教えを踏まえて生活している人は鮮少(せんしょう=非常に少ないこと)であると云うことが出来るでしょう。また五黄由来の不幸現象がはっきり日にちまで明かしてやってくるということで、突如として不運が襲来してくるわけではありません。しっかり土用に対する知識を高め、それを着実に除けていけば良いのです。  


【新規事や結婚は避ける】

土用の存在を知る私どもは逆説的に云えば「年に四回気をつけることが出来る」ということが云えます。前述した通り土用期間は五黄土気が天地を支配するので、破れの形が悪影響を及ぼします。故に生活の上で自分の行動に対し、とても気をつけねばならない時期にも該当します。万人に対して新規事や機械の購入といった設備投資、さらには結婚(婚姻)も控えるべきです。「随分、慎重にならざるを得ないんだなあ」と心に引っかかる方もいらっしゃるでしょう。でもそれほど重く考える必要はありません。土用期間明けに延期するか、もしくは土用入りする前にずらして行うという方策もあります。フレキシブルに対処していきましょう。  


ま と め

・1.九星のうち八星までが一年間の季節の一部を一つずつ担うが、五黄土星(気)にはそれがない
・2.春夏秋冬の合間の期間=土用の四回を以て五黄土星(気)が担う季節とする
・3.土用は次の季節の準備期間で五黄性が強いので、剋気を吸収しないよう細心の注意を必要とする
・4.気学を知らない人は土用を意識することは鮮少(せんしょう)なので、剋気に侵される危険性が高い
・5.気学を学ぶ私どもは生活全般に五黄性が影響していないか気をつけながら、禁忌とされる行いを犯さないようにするべきである
 


『編集後記』

年に四回、天地が強い五黄性を発揮する時期、それが土用です。これは私感なのですが少し楽天的に考えてみる必要もあると思います。不幸不運の源が私たち人類にちゃんとアポイントを取って、日にちを決めて訪れてくると考えることも出来ますよね。決して突然襲来するものではないことを認識すれば、その脅威もさほど神経質になる必要もないと見ることが出来ます。要はちゃんと土用前に準備を怠らず、土用期間には禁忌事項を絶対犯さずに嵐が過ぎるのを待つようなスタンスを取ることが重要となるのではないでしょうか。但し、他の季節とは、格段に注意を払い過ごすことは大切となります。

この人生に、
皆様との出会いに感謝します。

誠にありがとうございます。





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