前述したように四緑木星シリーズが長く続いています。四緑性という全九星の皆さまも把握する必要のある素晴らしい気学の基本知識が横溢(おういつ)していること、書くに値する情報が大変多いことも挙げられます。さあ、それではここまでまだ御伝えしていなかった四緑木星の象意について書き進めまとめて参ります。
それではどうぞご覧下さい。
【長女は早めに嫁がすのが吉となる】
・長女は早く嫁に出すのが正解・婚期が伸びてしまうと二黒土星象意の母親に対し、五行の関係において木剋土となり苦労をかける関係に陥ってしまう
・母親の心身が丈夫でない場合、長女は母親役を引き受ける立場である
・概して長女はしっかり者が多い(母親役すら引き受け得る能力を持つぐらいなので)
・男女共同参画社会が盛んに叫ばれている今の世相上、一概に断定はできない雰囲気はある
・4000年もの時を紡いできた九星気学の観点から見れば、ごく最近の傾向である前項の思想はまだまだ未成熟としか言いようがない
【織物はすべからく四緑】
長い物が象意に含まれる四緑木気では、長い糸の結集帯である織物も同様に四緑木気に含まれます。編み物や毛織物、カーテンなど全ての織物は四緑象意で、引いては洋服、着物、和服など衣食住の衣のおおよそは同じく四緑木気に該当します。【飛翔してきた鳥は慶びを運んでくる】
空を飛ぶ飛行機や鳥などの飛ぶものは四緑木気。中でも鳥は慶び事を運んでくると目されています。瑞鳥と呼ばれる鶴やコウノトリ、トキなどはそれはもう存在自体が慶びであり、日本国の宝ですよね。ここで御伝えさせて頂きたいのはインコや文鳥、ジュウシマツなど、家の鳥かごで飼える性質の鳥について・・・です。鳥が自宅に飛んできて捕獲した際、その鳥を飼われた経験がある人は以外に多いのではなかろうかと拝察致します。しかし気学では「鳥が飛んできたら飼うな!」という教えが存在します。飼うといずれ鳥は死にます。この場合、鳥は死によって剋気を発しますので飼育したことが失敗に繋がってしまうのです。【”迷い鳥”に感謝して野に放つ】
ではその鳥をどう扱うべきか・・・、それは飛んできた鳥が自分に慶びを与えてくれたことに感謝し、鳥から頂いた祐気に存分ひたり、そして野に放つのが最上の策です。死ぬまで飼い続けると要らぬ剋気を与えられ、野に放つ祐気と較べればせっかくの綺麗な慶び事で済んだ筈の現象をぶち壊してしまうことにも繋がりますので、必ず野に放つようにすべきでしょう。【到進(とうしん)とは自分から目的に進むことを指す】
四緑中宮の年、そして四緑の月や日にちは、自分が果たさねばならない物事にどんどん向かって行くべきです。これを聞きなれない言葉ですが、到進(とうしん)と呼びます。さすれば自分にとって必要なものが先方からやってくる。自分からも進むし必要なものは自分に向かってくることが現象化します。四緑木星の年・月・日は大切な出会いを果たせたり、自分にとって重要な催事などが無事に開催され、四緑祐気によって、自分がその場にいられることを感謝できる契機にする良いでしょう。またこの到進によって派生する四緑象意には通信、通学、通勤、電話などがあります。>ま と め
・その1.長女は早く家を出て、結婚することにより二黒土星の象意=母親を楽にしてあげられる・その2.織物は本来的に長い糸の集まりであり四緑木気
・その3.空を飛ぶ鳥たちは人間社会に慶びを振りまいてくれる
・その4.”迷い鳥”は飼わず、慶びのみを頂いてまた野に放してあげる
・その5.四緑の年・月・日は自分の大切な物事にどんどん進むと、先方からも必要なものがどんどん向かってくる
『編集後記』
私も子どもの頃、セキセイインコ(黄色)の迷い鳥を飼ったことがあります。しかし本来、インコにあるべき人懐っこさはかけらもなく、ただ餌をたくさん食べて愛嬌のあの字もなく、それ以外はずっと飼い主に背中を向けたまんまの無礼な奴でした。あまりの態度の悪さに家族会議が開かれ、最終的には野に放ちました。今にして思えば、九星気学を知っていたならば、あそこまでお互い気まずくならず(笑)綺麗な別れが出来たんですよね。祐気を頂き、野に放つ・・・ペット用の鳥をかごから出すのも無責任という声も多く聞かれますが、やはり気学から派生する言霊は美しく実践的だなあ・・・改めてそう実感しました。この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。