五黄土星に関して書くということは、剋気の紹介だけで終わりかねない危険性が常に孕(はら)んでいます。五黄土星の運命について掘り下げて、本来五黄が持つ力に着目。五黄土星のままで、多くの幸せを得られる方策について御伝えさせて頂きます。「せっかくの五黄特集なのに、剋気ばかりで嫌になる」というそんな貴方にこのレポートを捧げます。
|【五黄土星が幸せに生きるために必要な5つの方法 その1「逆境をバネにして剛強の人となる」】
1.親が苦境に立たされていた時に、母親の胎内に宿った運命を持つ2.胎教の段階から、いろんな苦労を身に受けつつ誕生する
3.性格は剛強(ごうきょう=野生の猛獣のように強いこと)の気迫を有する
4.辛苦(しんく=つらい目に遭って苦しむこと、苦しみ、辛労)に耐え得る気概がある
5.1~4を反映して、非常に強い人間に成長していく
五黄土星の特徴としてはまず変化運であることが挙げられます。運気は常に乱高下していて、いい時もあれば悪い時も短いサイクルで変動し続けるのが大きな特徴。例えるならジェットコースターに乗った時のような浮き沈みの激しい人生になります。この傾向は五黄土星にとって不可避ですけれども、積極的な吉方位取りや吉相の家を建築し住まうことで人生は大きく良い方向に舵(かじ)を切ることが可能となります。
|【五黄土星が幸せに生きるために必要な5つの方法 その2 「青年期はまず野(や)に出て修行・修養」】
五黄土星の男子は見た目に体つきが筋骨隆々(きんこつりゅうりゅう=筋肉や骨格といった 体つきが逞しいことで筋骨は筋肉と骨格を指す)であることが望ましく、やせ型であると運を逃す危険性があります。マッチョとまでいく必要はないものの、ある程度鍛え抜かれてしっかりとした体を作り、筋肉をつけるための余裕を持つと良いでしょう。若い五黄土星は、人の下について人のために尽くすことがとても大切になります。万象様々な物事を実地で学び、物事の比較対照を頭脳ではなく、体で身に付けるべき青春時代を過ごせるようにしましょう。その礎(いしずえ=基礎)こそが将来、晩年運である五黄土星を最大限に発展させる推進力となるのです。|【五黄土星が幸せに生きるために必要な5つの方法 その3 「吉相の家が成功への重要な秘訣となる」】
普通、家を建てる立場にある人は先天的なお金持ちを除けば、多くの人々が数十年の住宅ローンを組んで銀行などから借用したりするなどキツキツの条件を呑んで頑張って返済していきますよね。それは五黄土星も同じことです。しかしながら幸いなことに五黄土星は晩年運なので、滞りなく金融機関への返済が終わったあとは加速度的に運命が好転し始めるポテンシャルが秘められています。斯(か)くの如く成功を手中にした五黄土星は「我が社の取締役になって下さい」、「わが町の議員になって欲しい」というような若き日の状況と比較して、考えられない程の白羽の矢が立つような大人物に変貌を遂げていきます。|【五黄土星が幸せに生きるために必要な5つの方法 その4「徳を積めば首相の地位も射程圏になる」】
我が国には五黄生まれの元総理大臣が二人も存在します。まずは記憶に新しい「自民党をぶっ壊して」今も尚、総理待望論が一部で囁かれ続けている小泉純一郎元首相。古くは日本敗戦後の動乱期に国家としての屋台骨をかろうじて死守した故・吉田茂元首相がいます。二人共それぞれ時間軸が違い、一色だにするのも違和感はあるものの、両者共通のカリスマ性と或る一定の政治能力は評価に値するものがありました。五黄土星が徳を積むと強靭(きょうじん)で、目さましい世界を創出することに繋がっていくことを能弁に語る証左(しょうさ=あかし、証拠)と言えましょう。|【五黄土星が幸せに生きるために必要な5つの方法 その5「五黄の強さが試練に勝利し大器晩成を果たす」】
人のために尽くし、激しかった人生の艱難辛苦(かんなんしんく=非常な困難にあって苦しみ悩むこと)の体験が大器を育て、出世への道が拓けていき大器晩成を果たす。確かに運気の乱高下はあり苦境にも立たされるが、それを自己の天命を果たすための試練―と受け取り「どうってことはないぜ!」と気を吐き晩年運が作用するまでの間、闘い続ける程の強さを持っている・・・まさにエキサイティングで最も生き甲斐に溢れ、自己の本然(ほんねん=生まれつき、自然のまま、ほんぜんとも言う)の力を活かせる星、それが五黄土星と言うことが出来るでしょう。いかがでしたか?
以上の5つの方法を駆使すれば大人物にも、或いは人生の勝利者ないし成功者にもなることが出来る。それが五黄土星の幸せをつかむために必要な道です。適度にリラックスしながら、どの星よりも自分の人生を生きている矜持(きょうじ=誇り)を大切にして、晩年のどんでん返しが可能な能力をマスターしていきましょう!
|ま と め
五黄土星が幸せに生きるために必要な5つの方法
その1「逆境をバネにして剛強の人となる」
その2「青年期はまず野(や)に出て修行・修養」
その3「吉相の家が成功への重要な秘訣となる」
その4「徳を積めば首相の地位すらをも射程圏になる」
その5「五黄の強さが試練に勝利し大器晩成を果たす」
『編集後記』
五黄土星について書き始めるにあたり、改めて学習もしました。ただ五黄土星は記事中でも触れた通り「他の九星が如何に五黄殺を踏まずに・・・」という展開になってしまうのは気学の性質上、仕方がない部分ではあります。本記事でお送りした進み方で勝負していけば、五黄土星であっても一国の宰相にまで権力を掌握できることをあのコイズミさんが立証しています。首相になるという壮大で、ものすごく大変な職務に就くことすら叶うということは、望みを捨てなければ何にでもなれる証左でもあります。五黄土星の皆さまにおかれましては、御伝えした道筋に可能な限り沿って歩みを始めてみて下さい。気の持ち方一つで、人生には大きな差が生じることを心に銘しましょう。この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。