人間を筆頭に動物などの動く生命体や、機械、自動車といった人間の文明力で製造されているあらゆる物体は六白に該当します。方位を西北、乾宮(けんきゅう)に持ち、多くの時間動き続ける六白に対し、太陽は光熱エネルギーを送り続けています。六白金星は生来にして、リーダーシップの素養を持ち将来的にも帝王の風格を持つ素晴らしい星です。
【六白金星の基本構成・構造】
・星・・・金星・色・・・白色
・方位・・・西北、乾宮(けんきゅう)
・素数・・・9、4
・五臓・・・肺臓(はいぞう)
・五元素・・・窒素
・四季・・・冬(寒露~大雪)
・十二支・・・戌(いぬ)、亥(い)
六白の白は透明な白。例えば透明な水を白いコップに注ぎ、何か物を入れると光の反射で物の角度が違って見えます。その白いコップに入れた透明な水の色が六白の白です。方位としては北西になり、十二支における戌(いぬ)と亥(い)の間に存在することから、乾はいぬいと読まれます。四隅(しぐう)であるため、四正(しせい=30°)と比較するとその倍の60°にわたる広範なエリアがあり方位は取りやすいです。六白の方位には9と4の数字がよく出てくるのも特徴的。
【窒素について】
・10~11月(戌月、亥月)は大気に含まれる窒素がほかの月より多くなる・乾六白の刻は19時~23時までの4時間を指す、尚、この時間帯は酸素が最も薄く少なくなる
・人間の体は酸素が減ると、体が疲弊しタンパク質の補給を求めてくる、また眠気も強くなる、蛇足だが寝る30分前に牛乳を飲むと、タンパク質が供給(=一白水気由来)されるので良いという説もある
・眠っている間に酸素とタンパク質は体内において充満する、そして目が覚めるというのが人間の生体機能の一でもある
・窒素などは子どもがたくさん吸いすぎると良くないと言われる、特に幼児の場合、注意が必要である
・成長期の子ども→東南、東の祐気で木気を吸収してどんどん育つ
【六白金星の象意】
・機械・自動車
・動物
・法律
・条約
・学則
・規律
・円満
・動き
・働き
・軍隊
・君主
・命令
・主人
・上位
・父親
・官庁
・後援
・守護
・血圧
・懐妊
・幼児
等々
まずは上記の象意に則り、一部重要象意について御伝えして参ります。ズバリ、六白は動の作用を顕(あらわ)します。人間を含む哺乳類など、多くの生命体の体には心臓があります。そしてそれは決して止むことなく働き動き続ける・・・その働き続ける容態が所謂(いわゆる)「人生」であったりするわけです。故に生物のみならず、機械、自動車などの象意も挙がってきます。使役されている間、ひたすら動き続けることを求められるモーター、電気系などの機械、超重要な動きの源・バッテリーなど、走力を担保するものが集積されて自動車も成り立っていることにお気づき頂けるでしょう。
【太陽と六白】
太陽は常に光熱を発し、宇宙を明るく照らすことで地球上の万物を育成しています。その流れから申し上げると、六白は体中に血液を送り続けるポンプさながらの役割を果たしています。常に動き続ける六白金星へ無条件に光熱を送り続ける太陽は、九星気学における六白の立ち位置、即(すなわ)ちリーダーの資質を見抜いているが故に、Power(力)を援助しているとも言えそうです。ま と め
・1.六白金星の基本構成、構造において六白の白は極めて透明な水の色に該当することが示されている・2.六白金星の方位は・西北、乾宮(けんきゅう)で、四隅に位置するため、四正の二倍、60°の広さがある
・3.六白金星の五元素は窒素で、10~11月の戌(いぬ)月、亥(い)月は大気に含まれる窒素がほかの月より多くなる
・4.睡眠の働きは体内の酸素不足と、タンパク質要求により起こり体にそれらが満ちると覚醒する
・5.六白象意の共通点は生き物や機械等の動くものが多数、挙げられている
・6.太陽は常に動き続ける六白金星へ、無条件に光熱を送り続ける働きを持つ
『編集後記』
昨年は中宮に存在した六白金星。今年は五黄土星で原点回帰の年。地道に種蒔きの一年となっていますが、そういう面で考えると昨年の六白金星時、鑑定士の方々が口を揃えて「動くのは今だ、今だ!」と強調されていたのもよく判ります。何でもかんでも強く言われるだけで、気持ちがぐらぐら揺れ動くようでは厳しい生存競争の中、生き抜いては行けません。しかし素直さと先見性、ベースに社会性を以た上で気学の言うとおりに行動していけば、多くのことがきっと良くなっていく筈です。今年もあとふた月切りましたが、力の限り溢れる思いで事に立ち向かっていきましょう!この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。