今まで御伝えしてきた記事でも家相について書かれたものも何点かありました。本記事では家一軒における西北(乾宮)方位の重要性を強調するとともに、ご主人を家長として讃(たた)え、夫婦間の仲を修復して、しっかりとした家庭を構築していくための方法をご説明致します。
【上長とは目上の人を指す】
- 上長とは、じょうちょうと呼び、目上の人(役職が上)ないし年上の人(年齢が上)を指す、九星気学では目上の人が上司、家庭の主人(一般的には夫)を指す、年上の人は役職や性別に関らず年長者を指す
- 家を中心に考えると、西北(乾)方位が上長の位置となり西北の室(しつ=部屋)が主人或いは夫婦の部屋と成すべきである
- また神棚を祀る部屋としても、西北(乾)方位での設置が望ましい
- 西北の部屋に神棚の祀りを行い、その部屋自体を夫婦部屋にすることで、家の中で一番地位が高い方位の格式を維持できる
- 西北の部屋を大切に扱うことが主人の権威を上げることに繋がり、安泰な生活に向かってにじり寄る(にじりよる=座ったままの姿勢で近寄ること)ことが可能となる
- 西北方位に欠陥のある家相で暮らす主人は病弱となったり常時、外出がちで家になかなか帰ってこなくなる傾向がある
【帰宅しない夫は外で遊ぶ】
前段の最後「帰ってくる筈の主人が家に寄り付かなくなる」というようなことは、奥様方にとって非常につらく嫌なことだと拝察致します。では実際家に帰ってこなくなったご主人は外で何をやっているのでしょうか?! はっきり申し上げますと、いわゆる遊び人になっている可能性が高いと気学では辛辣(しんらつ=非常に手厳しく)に一言でまとめています。まず生業(せいぎょう=仕事)が終わっても帰って来ないということは、家に帰るより外で遊んでいた方が楽しいことが多いため、いろんなことをして時間を過ごしていると考えるのが妥当です。ご主人にとってなかなか帰りたくない家、帰っても落ち着かない家が「現在のご自宅です」と云っても差し支えないでしょう。【大丈夫ですか? お家の家相】
ではご主人に「今日はたまに家で過ごすか・・・」と考えさせ、自宅に向かわしめる方法は少し大掛かりになりますが、気学・家相の観点から一つ対策がございますので、記させて頂きますね。家の中心から見て西北方面に<窪み>や、他の方位と比較して明らかに<欠けている>部分が大きい場合は、家相で乾(いぬい)欠けと呼ばれる凶の様態に該当することが多いです。これに該当する欠けが見つかった場合は、何も焦って「改築して下さい」とは申しません。西と北が交わる部分の角(かど)周辺に少しだけでも良いので張り出しを作ると、自然に欠けが解消されます。実はご主人がなかなか帰って来ないのも「主人が家に帰りたくなくなる乾欠け」が、ご主人に無意識的ではあるけれども、脳やカラダの波動などに悪い影響を与えていたのかも知れないのです。この道に明るい信頼できる鑑定士や建築士に相談して、乾欠けの様態を調査してもらった方がスッキリしますし、無事、諸事が整った暁(あかつき)には笑顔のご主人が帰宅される可能性もグンとアップすると思われます。【乾欠け解消後の変貌!】
- 主人としての役割を果たせるように変わっていく
- 真面目になる
- 家の格式が上がる
- 主人の権威が上がる
- 将来、高いポジションを得て、富貴の長者となる
- 豊かな人生を歩むことが出来るようになる
【夫の意識が変わる】
乾欠けが解消され、ご帰宅したご主人の潜在意識には自宅における「主」としての働きもしっかりしてくることでしょう。この問題は世の中に目には見えないがスピリチュアルな働きはやはり厳然とあるのだ・・・ということを知らしめる好例と言えるでしょう。ま と め
- 家庭の上長である夫がなかなか家に帰って来ない場合、気学的に見れば遊び人になっている可能性が最も高い
- 西北(乾方位)の部屋は神棚を祀り、夫婦部屋とするのが望ましい
- 西北方位に欠陥のある家は家相的に凶、それで夫が帰って来ないパターンがある
- 家の中心から見て、西北方面に欠けている部分がある場合は、家相で乾(いぬい)欠けとなり夫が「帰るのを無意識的に避ける」傾向を呼ぶ
- 乾欠けを解消するには信頼できる専門家と相談し、然るべき位置に少しだけでも良いので張り出しを作るのが効果的
- 帰ってきた夫は将来、高いポジションを得て豊かな人生を歩むことが出来る
『編集後記』
夫婦とは何年経っても良いものであるのと同時にむつかしい局面も併せ持ちますね。つい、口でバトルしてる時は「正しいのはこっちだ!」という勢いでまくし立てますが、時間が経って冷静になれば、どっちもどっち、さほど大したことじゃないのに、熱く戦っちゃうものなんですよね。清濁合わせ飲むというのが人間の暮らしであるという真理もあり、また正義や善悪で正論を振り回して攻撃されては、たまったものじゃありません。今宵は口で戦うんじゃなくて、布団で柔道を以て対決!といきましょうか(ノ∀`)この人生に、 皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。