本物のリーダーに成長していくには、六白金星は格好の生まれと言えるでしょう。強いプライドによって自己表現に難はいささか出てくるようですが、謙虚になって六白性を獲得していくことで、気が良く回り、周囲から認められる存在になる可能性は大です。人間として渇望してやまない上昇志向、これを強烈に持つのが六白金星と言うことが出来ます。
【本来的なリーダーの資質を理解しよう】
・本当のリーダーとは、交換条件に釣られて実行するような小さき者ではない・周囲に対し、とにかく良い気を与えて与えて与え続ける、無報酬の愛を持つ者がリーダーである
・リーダー=上長(じょうちょう=目上の人)は人が喜ぶための地役(ちえき)を行い、施しも分相応にさせて頂く
・地役と施しは六白祐気である
・六白祐気を身に付けることで、労使間の信頼関係が醸成される
・相手の求めることを常に感じ、それを相手に与えていく姿勢が大切・・・まさにそれこそがビジネスの根幹である
【高い想念で日常生活から祐気を得る】
六白祐気を一つ一つ覚え、体得して実践すると自分自身の徳が上昇。また仕事にもどんどんキレを発揮、有能性が高まり自分の日常的行動で祐気を得ることにも繋がっていきます。これは何も六白金星のことだけではなく、一白から九紫、全九星にも該当することです。どの星も全て天地自然の法則が働いています。方位を取るだけではなく、日常行動における想念の高さによって祐気取りすることが出来るということを識(し)りましょう。【剛柔併せ持てれば鬼に金棒】
六白金星はよく上位(じょうい)の座であると表現されることが多いです。上位とは言葉そのままの意味で、上の位(くらい)の人ということ。上位であり続けるには簡明な言葉でいうなら「よく出来た人」であることが肝心。しかしながら概して六白金星はプライドが強いため、なかなか素直になれない。そこを「ぐっ」と飲み込み最初の良き一歩を踏み出せたなら、人に頭を下げることもいずれ厭(いと)わなく変わっていけるようになります。さらには本記事で御伝えしている地役や施しの気持ちで向かい合えるようになったなら、まさに鬼に金棒! 本物のリーダーとしての風格が漂い始めることでしょう。【六白性を修得】
六白金星はそもそも上長となる資質が本能的に備わっています。これは鑑定士の方に言わせると「上長たる遺伝子が組み込まれているため」ということです。前述しましたように六白の方は、へつらったり愛想良くしたりということを苦手とするきらいがあるため最初の一歩に苦しみますが、乗り越えられたら人に賦与(ふ よ=配り与えること)出来るようになり、その時点で六白性を身につけたと見ることが出来るでしょう。細かいことにもよく気付き、気配りができるようになっていきます。【リーダーには細かさも、当然必要】
さてそういう風にある種、上長としても人間としても完璧な風情が漂い始めますと、他人からの心無い批判を受けるケースも少なからず出てきます。判りやすい例で云えば「あの人は本当に口うるさい奴だ!」という感じでの否定的な意見が目立ってくるようになるでしょう。ですがリーダーたる者、それくらいの細やかな精神も持ち合わせていないと良きリーダーとはなり得ません。社内のミスや問題をいち早く感知し、気がついて改善する能力がなければリーダーとしてはまだまだ・・・というところではないでしょうか? 例えば家庭のリーダーは九星気学的見地から見ると、父親ということになってきますが、同様に細かさが嫌われ「オヤジはうるさい!」と子どもに毛嫌いされるケースも出てくるように思います。そういう場合は自分が具有する六白性で、サジェスチョンしたり、アドバイスしたり常にその場その場で良い方向性を与えていくことがとても大切になってきます。ま と め
・1.本当のリーダーとは人に与え続ける無私の精神が脈打っている・2.地役と施しは六白祐気
・3.方位を取ることだけが祐気取りではない、日々の暮らしの内容から祐気は取れる
・4.六白金星ならではの高いプライドは、六白性を得るために少しづつ減らしていくべき
・5.細かいことにも良く気がつくのが六白のリーダー
・6.サジェスチョン、アドバイスなど気付いた時点で与えていくことが重要
『編集後記』
本文中出てきた「上長たる遺伝子が組み込まれているため」という指摘に私も驚きました。私も一応六白金星なのですが、まさか遺伝子レベルで「六白として生まれてきた」というすごい仕組みがあったとは、九星気学を勉強して初めて知ったことでした。自分の半生を想起してみて学生の頃は何らかの役に就くこともありましたが、社会人としては大して役職を得たことはありませんでした。今、まさに一匹狼、フリーライター、自分の主人として自分が座し、いい書き手となれますよう日々精進努力中です。自分も六白金星の端くれとして、当ブログも全力投球、頑張っていきたく思っております。この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。