三碧木星の人は概して早い段階で父親からさしたる愛や恩恵を享受することなく、死別や何らかの理由で別離を経験している人が多いと言われています。4歳‐7歳‐12歳の年に父親の死に目に遭い、否応なく独立独歩の道を歩むことが多いと伝えられてきました。以下に三碧木星の皆さまが歩んでいくと目される運命について、九星気学の立場からまとめて参りましょう。
【その後の三碧木星における運命の流れ】
・親の死に目に遭うというつらい転機を乗り越える・つらい転機すらをも活かせる初年運がある
・初年運がある故に三碧木星は人生の基盤を創造できる
・孤独に耐え、立ち上がる自我の強さは宿命を受け入れ、自身で心の開発をしていくに至る
・孤独に打ちのめされても三碧木星はとても強く、その後の人生を歩んでいく
流石です、三碧木星! 強靭な魂ぶりがよく伝わってきますよね。
【三‐六‐九(さぶろうきゅう)】
三‐六‐九(さぶろうきゅう)という言葉があり、これに該当する星は非常に運気が強いと評されることが多いです。即ち、三は三碧木星、六は六白金星、九は九紫火星という意味です。何があろうと、自分で道を切り開いていくバイタリティが三碧にはあるのです。むしろそれら剋気を活かして相生にしていくくらいの勢いを発揮する局面もあるというのですから半端ではありませんね。【30歳前に大成の基礎を創ろう】
結果、30歳を待たずして大成の基礎を起こし得るので「26歳で独立せよ」という言葉が強調されるのはここに所以(ゆえん)している訳です。自尊心が強く自己で主張する(している)ことはやり抜く根性があり、非常に精神的にも屈強と見ることが出来るでしょう。反面、うまく自分のキャラが伝えられなかった場合、他人からでしゃばりと思われる損な部分もあります。
【三碧由来の陋習(ろうしゅう)を努力で打破!】
一方、生来からあるせっかちで偏屈(へんくつ)なところは取り除く努力は続け、気弱にならないよう心がけておく必要はあります。後天定位盤でも東にある関係で、自分だけでもどんどんやっていくよう気が急くタイプなので、そこはしっかり注意しておかなければなりません。言葉にひねりがなさすぎて、人間関係に苦労するとも見られますから、そこのところも要注意です。【三碧と七赤】
三碧の子どもと七赤の父親はちょっと問題があります。出来るならば別々に暮らした方が、結果的に三碧の子どもを伸ばすことに繋がるからです。三碧と七赤の関係はそういう問題があるということだけでも、ご理解頂けると幸いです。【三碧木星由来の病気】
・神経痛・肝臓病
・筋肉の病気
・筋(すじ)の病気
・リューマチ 等
三碧の病気を治癒させるには、一にも二にも三碧の祐気を取ることが重要。結果改善し、節々(ふしぶし)の痛みも軽減する。
ま と め
・1.早い段階で、父親との別離がある可能性が高い・2.初年運によって、つらい転機を乗り越える
・3.三碧木星、六白金星、九紫火星は別名三‐六‐九(さぶろうきゅう)とも呼ばれる運気の強い星である
・4.30歳の前に、大成の基礎を創っておく
・5.精神的に九星一の屈強ぶり
・6.三碧の古くからの諸問題は、自己で取り除く努力を続ける
・7.三碧の子どもと七赤の父親は、別々に暮らした方がお互いのためになる
・8.三碧性の病気を治癒させるには何にも増して、基本に忠実、三碧の祐気を取りましょう
『編集後記』
早い段階で死別など様々な理由で父親という一家の大黒柱を失い、しかしむしろその代わりになることに甲斐性を感じて進んでいく三碧木星・・・素晴らしいの一言です。悲しみの中でただ立ち尽くし、再び這い上がるまでかなりの時間を要する人の方が多いように思います。私の場合、まだまだ親は長生きしそうな感じで、また既に一線から身を引いて落ち着いた暮らしの中にいますので、三碧木星の該当する方々と較べても非常に恵まれています。今日という日を、悔いの残らないよう精一杯生きること、それが何よりまして幸せなものであり、大切なことなんだなとしみじみしながら文を記しています。
この人生に、
皆様との出会いに感謝します。 誠にありがとうございます。