完成を目指す人にとって四緑性の向上こそがネックになります。幸不幸の差が鮮明に顕現(けんげん)されてきますし、単純に思える目標も言うほどたやすくないのは明らかです。しかしそれを乗り越え完成に至った人には大きな祝福が待っていることでしょう。剋気強く今に至ったという方でも、巻き返すチャンスは絶えず開かれています。
【四緑の徳を有する人になろう】
・完成、そして信用といった象意で日の目を見るには、四緑性を身につける必要が絶対にある・常に穏やかな態度で過ごす(非常に難しいことである)
・笑顔を忘れず、素敵な微笑みを絶やさない(ニコニコっとした笑顔は人を癒す)
・誰に対しても分け隔てなく穏やか(なかなか出来ることではない)
・意図せずによく気を使うことが出来る(六白金星も同じ傾向を持つ)
・優しさあふれ人に尽くせる、周囲がよく見えるので、よく気が付く
・これらを四緑を筆頭に九星全てが身につけていくと、四緑祐気が世に満ちて社会が善化される可能性が広がる
ですので、気学を学ぶ私たちは率先して四緑性を身につけていきましょう!
【四緑の徳が欠けていた人はこれから頑張ろう!】
・もったいない生き方で人生を無駄にしている・物事に対し中途半端ですぐ飽きる
・縁のある四緑木星の人から優しくしてもらい、どんどん与えられていることに気がつかない
・始めたことをすぐ投げ出す傾向強し
・カッとしやすく、その時の感情に流され続けている
・職場などもすぐ辞めて、学びのないまま次に移る
・四緑象意の風に吹かれるような浮き草人生
・これらのことから学び「これからは流されない!」と決意し、意識付けするだけでも格段に良くなる
・そうすることで悩み方も、ポジティブに考えられるように変貌(へんぼう)していく
ですので、該当すると思う方は四緑祐気をたくさん取り、四緑性で自分を変えていきましょう。
【四緑性の有無は致命的に重要】
私たち気学を学ぶ者にとって、四緑性の有無は致命的に重要となって参ります。そして四緑性を重視する私たちにとって、それを得ることが最大の祈願に発展していくのです。それはもう方位を取る、取らないの問題ではなく気学の最奥(さいおう)における本質的問題となります。そして四緑性が満ち満ちて動じない人を完成と称するに至ります。【風は四緑の象意です】
同じ木星でも三碧の象意にある天候は雷(かみなり)。四緑象意は風です。雷は近年、地球温暖化が増大している故にゲリラ豪雨が頻発化しているのと相まって、大変増大している地震の次に恐ろしい自然現象にほかなりません。四緑の風は気圧の差から生まれてどこまでも吹き続けます。向かう先に建物があってもいかようにもルートを変えて、隙間にすら入り込んで大気の動きや気温を調整しています。風はダイナミズムに溢れた行動力を伴いながら、猛暑のため緑濃き公園のベンチで休んでいる企業戦士に対しても「ふっ」といい風を生み、クールダウンさせる要素を与える優しげな側面を持ちます。
【台風の剋気は甚大な被害をもたらす】
相対して台風とくれば優しげな筈などなく、時に天変地異的な暴れようで列島に爪跡を残して去っていきます。まさに天は祐気と剋気を兼ねる四緑木星の真髄を、日々私たちの暮らしの中で認識させて下さっていますね。ま と め
・その1.四緑の徳を得て増やし続けていく中で、人は完成に至る時が来る・その2.四緑の徳が欠けている人は、おおよそ社会で生き抜くために必要なこと(=四緑性)が抜け落ちている
・その3.気学を学ぶ者には、四緑性が致命的なほどに重要であることを知ろう
・その4.風一つとっても祐気、剋気に分かれるが、私たちは本質的に祐気を選ぶ必要がある
・その5.台風ともなれば風の剋気が現象化し、まざまざと荒れ事の恐ろしさを認識させられる
『編集後記』
完成・・・いい言葉ですよね、それまでの苦労が一瞬にして報われる時・・・そんなイメージが湧きます。四緑木星生まれの方はもちろん、四緑性を伸ばしに伸ばした九星の皆さんにも、沸々(ふつふつ)とこみ上げて一人嬉し泣きする瞬間というものが、やがてはやってくるのでしょうね。何か今、私自身もやがては完成したい・・・そんな思いが強くこみ上げてきています。私も精進して参る所存です。気学に真実を見出している皆さまの明日が、光り輝くものになりますよう祈念しております。 本記事では四緑性の結晶である完成について御伝えさせて頂きました。如何でしたか?この人生に、皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。