四緑木星象意の代表格は信用。信用を得て発展していくには、四緑木星の祐気を取るだけでは実はまだ不十分になってしまいます。ここで家相についての若干の言及が必要です。方位間を動くことだけではなく、生活のベースとなる家相という概念にもこれまでの生き様や生きてきた因縁が顕現してきますので、本記事で簡便に、御伝えして参りましょう。
【辰巳張り(信用)と辰巳欠け(不信)を区別する】
・自宅の中心点(気学的には中宮)を基にして、辰巳の方位(東南方位)で三分の一を占めて張り出すことを辰巳張り(たつみばり)と称する・辰巳張りは信用を得て、自身が発展する家相である
・反面、三分の一の張り出しがない家は辰巳欠け(たつみがけ)と呼ばれ、家相的には非常に芳(かんば)しくない
・様々な物事に対し気学通りに実践していても、何故かうまくいかない
・特に良縁がない、客が付かないといった事象で悩んでいる
・三分の二にわたって張り出している場合は辰巳の大張りと称し、西南の欠けに繋がりこれもまた芳しくない
・ここでは辰巳張りと辰巳欠けについての二点のみで結構なので、しっかり押さえておこう(本来は八方位もあるので、当ブログでは割愛する)
【信用は、不可視だが大切な財産である】
信用というものは目に見えませんが、とても大切な、不可視なものの中では最大の財産と目することができましょう。銀行を含めた金融業者が融資を行う際、特に注意する点は実績は勿論のこと、会社の信用状態を見ています。経営状態のみならず、資金繰りや飛びそうな手形ではないか(=不渡りになりそうな確率が高いか否か)社長の人間性、思考性や中長期的ビジョンがきっちりあるか否かなどを見抜き、社内の空気と数枚のデータで会社の状態が見抜かれてしまいます。であれば尚のこと、本当に与信がある状態に押し上げてこそ、不愉快な思いをしなくても良いと言えるでしょう。
【辰巳張り・吉相の家を求めよう】
貴方の会社に与信を付けたいと願うなら、一戸建てに住んでいる場合、辰巳張り・吉相の家か否かが大きくクローズアップされてきます。その辺りのことに不注意で吉相の家でなかった場合は是非、辰巳張りの家に越しましょう。そして、もしなかなか良い家が見つからなかった場合はご自分で建てるという選択も大きく迫ってくるかと思います。【辰巳の玄関におけるお客さんの往来】
辰巳張りの家に住むと、従来よりいろいろなお客さんがご自宅にたくさん訪ねてこられることに繋がります。自宅への来客があるということは「人が家に来る」・・・略して家来(けらい)という言葉に連環していきます。(これは概念的な意味で書かせて頂いており、お客さんに対し本当に家来のように扱うと、酷いことになりますので絶対にやめてくださいね)多くの人が貴方を頼って遊びに来てくれるという段階で、貴方への信用がどんどん醸成されていきます。またお客さんにはお茶とお茶請け(お菓子など)などを必ず出してお相手していくようにすると信用は一層、増大していくことでしょう。
【東南の剋気を乗り越える防衛策】
東南の剋気は処世への悲観に至る・・・即(すなわ)ち、なかなか良いことが起こらないと、人は悲観的になりがちという意味です。そしてそのような状態が長期化すると余計、暗くなってしまいますよね。縁ができないということは、事ほど然様に苦しいことに繋がっていきます。ですからお客さんがいっぱい来る・・・という状態は実はとても良いことなんです。吉方位旅行や思いきって吉相の家に転居するなど防衛策は全くないわけではありませんので「明るい方へ、明るい方へ」と徐々に前進されていったら良いのではないでしょうか?
ま と め
・その1.四緑象意の信用を得るためには、家相を見つめ直す必要がある・その2.辰巳張りは良き家相で、信用に繋がる
・その3.辰巳欠けや大張りは悪い家相、不信に繋がり結婚や事業にも悪影響が出る
・その4.目に見えない財産の筆頭は信用
・その5.銀行を含む金融業者は信用について、目を皿のようにして見ている
・その6.辰巳張りの家に越すと、家へのお客さんが増えて信頼が増す
・その7.東南(辰巳)方位の剋気が続くと悲観的になるので、積極的な祐気取りや、最上策として吉相の家に越すのが良い
『編集後記』
本記事は気学に関する記事の大枠を出て、初めて家相について御伝えさせて頂きました。家相ももちろん、方位とは無関係ではいられず文中にも記しましたが、八方位に渡って鑑定されるものです。本当に家を建てるということは大変なことで、適当にハウスメーカーの言うがままにやっていたら大変なことになってしまいかねません。ここは是非ともご自分でよく調べてみたり気学的な鑑定も受ける、そして良心的なプロ(建築士など)にも見てもらうなどして、住んで磐石な夢のかたちを創り上げて下さいね。この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
誠にありがとうございます。