マグマ(まぐま)
マグマ発生から火山噴火までの概念図 |
地殻の下600kmから約3,000km下のマントルから発生する巨大な岩石物質等の総称をマグマと呼ぶ。地球が太陽の爆発時に誕生した46億万年前、地球の真芯に宿った核(コア)と地殻との間にマントルは存在し、甚だしく高温ではあるものの、高い圧力がかかるため基本的には地球深部で固体状の塊(かたまり)となっている。マグマは高温のマントルが地殻から見て浅い場所に上昇し、低圧力のため液体となって1,000~1,200℃の高温で燃えたぎっている。
マグマは地球の活力の根源で、活火山の火口と本来的に直通しておりマグマの燃焼により水素、酸素が化学反応を起こし水(H2O)を発生させる。またマグマの磁力が人間を地球の中心に引き寄せる作用も起こしている。(一白水気における引力の一)地球は地軸を中心に自転することから磁気を発生、それに伴いマグマから風が発生し、海流や気流を調(ととの)える役割も果たしている。三碧木気の年は天地の躍動が活発化し、マグマ自体が内蔵する酸素の気エネルギーで燃焼活動が活発になる。このため三碧木気の年は通年、火山の爆発、地震、津波等に関連性を持つので注意が必要である。
具体的にマグマが出来やすい場所は「火山が出来る場所」と言っても差し支えない。
以下に地球における特徴的なマグマが出来やすい位置を示す。
《地球におけるマグマ活動が盛んな地域、場所の特徴など》
- 日本列島のような弧状列島(こじょうれっとう) 海溝におけるプレートの沈み込みに伴ってマントルのエリアが上昇、近くに肉薄してくる。安山岩マグマが出来やすく、大陸地殻を作る働きを有する。
- ホットスポット(ほっとすぽっと) ハワイやアイスランドなど活火山活動が極めて活発で、プレートを突き破り深部の熱源からマントルが涌き上がる。
- 海嶺(かいれい) 海底火山、海洋地殻などの玄武岩質マグマを指す。高温のマントルがプレートを裂いて噴出する。
地殻変動などが起きると、マグマが炭酸ガスを火山の火口に向けて放出することにより、爆発が生じ大地震などを起こす引き金ともなる。大地震、大爆発(マグマには直接的に大洪水も)など天変地異が発生する要因として気学では五黄土気が悪影響を及ぼしていると断じていることも特徴的。因みに本年2013(平成25)年は五黄土気の年であるため、マグマの活動に警戒し、日常的に防災対策をしっかりと練って生活することが肝要。マグマの働きはこうした破壊的な要素もあるが、活動が盛んな地域の人間に対して、強い活力や活気を与える要因ともなっておりその最たる例が日本民族と目される。
北海道伊達市から道南の活火山<駒ケ岳>を、噴火湾越しに遠望す |