陰陽五行説の 五気相剋(ごきそうこく) について今回は御伝えさせて頂きます。
九星気学の学問的な体系を要約・総称する言葉としてこんな二、三のフレーズがあります。
天に順(したが)う者は栄え
天に叛(そむ)く者は亡ぶ
人の吉凶は動きより生ず
本記事でご説明するものは天に叛く者、 相剋(そうこく) です。
<五気相剋の構造>
- 木は土を尅し養分を奪い取る【木尅土:もっこくど】
- 土は水を尅し濁らせせき止める【土尅水:どこくすい】
- 水は火を尅し消す【水尅火:すいこくか】
- 火は金属を尅し溶かす【火尅金:かこくきん】
- 金属の刃物が木を尅し切る【金尅木:きんこくもく】
【剋気:こっき】とは自分自身を剋(こく)しかねないマイナスの作用がある一連の物事を指し、自己や他者のエネルギーを奪い抑制させ、さらには支配するといった状態を言います。
【死気:しき】とは悪い方位に動くと自分が殺される【殺気:さっき】は或いはこちらから殺すというような二つともおどろおどろしい凄惨な結末を予感させられる言霊です。五気相生の生成発展とは正反対の現象界を指しています。
不浄な気が漂う澱んだダム湖 |
九星気学ではこうした凶方位に自分自身で逸脱してしまうと自ずから運命は衰退していき、あらゆる障害に阻まれることに繋がっていくと指摘しています。
相剋に対し相生が如何に恵まれた幸せな道であるか、お判り頂けたと思います。
〆に相生を今一度整理し記します。
<五気相生の構造>
- 木は火を生んで燃やす【木生火:もくしょうか】
- 火は燃え尽き灰から土になる【火生土:かしょうど】
- 土の中では金属が生まれる【土生金:どしょうきん】
- 金属の表面には水滴が生まれる【金生水:きんしょうすい】
- 水は木を育て、木は水によって潤う【水生木:すいしょうもく】
〆に、相生と相剋、まとめます。
相生=そうじょう=互いに生かし合う=良い関係=生成発展=自然のサイクル
相剋=そうこく=互いに殺し合う=悪い関係=死期殺気=破滅破壊のサイクル
以上、五行=五気相剋に関してレポート致しました。
ありがとうございました。
私、今回の記事を書いていて、自身のこれまでの生き方が如何に剋気に障(さ)やられた人生だったか・・・改めて再認識しました。まさに私の前半生以上は五気相剋たる歳月だったことを素直に認めました。だからこそこれからの人生、これからこそを相生の人生にしたい!と熱願するものであります。このブログを通して皆さまもそして私も、気学を駆使して祝福される人生にしていきたいものです。
やはり「叶うなら相生が一番! 気学的にもまた生き方自体も相生で生きて行こう!」と一歩進んだ信念をお持ちになること、それが幸せへの最捷路(さいしょうろ)だと思います。
この人生に、
皆様との出会いに感謝します。
五気相剋 から五気相生へ・・・、大願叶う日まで志抱き続ける、それが人の道なのかも知れません。本日もお読み頂き誠にありがとうございます。